業務パック ― 見積・部材表
積算・見積のドラフトと部材の拾い出しを、過去の見積と設計書から
過去の見積はどこにあるか、単価をどう判断したか。ベテランの頭にある見積の根拠を、設計書と過去案件から引き出して下書きします。
誰の、何の困りごとか
営業・積算担当
過去の見積が個人のフォルダに散らばり、単価の判断がベテラン頼み。査定で差し戻される
設計・技術担当
発注元ごとに設計書の書式がばらばらで、部材の拾い漏れが着工後に分かる
経営・事業部長
小口案件の見積に時間を取られ、利益率の高い案件に手が回らない。精算で出来高の集計に追われる
何を入れると、何が出るか
現場にあるもの
- ●工事条件・依頼メール・電話メモ
- ●設計書・図面・仕様書
- ●過去の見積と査定結果
- ●単価表・歩掛・自社の手配区分
出すもの
- ◆見積書のドラフトと内訳(根拠つき)
- ◆類似案件との比較と査定観点の自己点検
- ◆部材表(手配区分・拾いの根拠つき)と拾い漏れチェック
- ◆施工後の実数による精算書のドラフト
どう進めるか
- 1
過去の見積を一か所に集める
散らばった見積と査定結果を集め、工事の種別・条件・単価の判断を構造化します。集めるだけで判断の根拠が見えてきます。
- 2
設計書を読み、数量を拾う
書式の違う設計書から部材と数量を自社標準の部材表に落とし、拾いの根拠(設計書のどこから来たか)を残します。
- 3
見積のドラフトと自己点検
工事条件と類似案件から見積を下書きし、査定で指摘されやすい観点を先に点検します。小口案件は返信文まで作ります。
- 4
精算までつなぐ
施工の実績から出来高と実数を集計し、精算書を下書きします。見積と精算の差から、次の単価判断を更新します。
「正しい」をどう定義するか
AIの出力は「それらしい」では足りません。提出先の審査と同じ観点を判定基準(eval)にして、合格率で管理します。
- ・数量の合計・小計が検算で一致している
- ・部材表の各行に設計書上の根拠(図番・箇所)がある
- ・単価の採用理由が過去案件か単価表のどちらかに紐づいている
- ・査定で過去に指摘された観点が点検済みになっている
既存ツールとのすみ分け
積算ソフトや見積システムを置き換えるものではありません。それらに入れる前の「根拠を集めて下書きする」工程と、出した後の「査定観点での点検」を受け持ちます。最終の金額判断は人が行います。
守秘と知財の線
業界共通層(様式の対応・チェック基準・用語辞書・検算)はWizitが持ち、顧客固有層(御社の内部基準・単価・判断ルール・蓄積データ)は御社のものとして分けて設計します。御社の知見を他社の案件に使うことはありません。
よくある質問
過去の見積がExcelで、形式もばらばらです。▼
多くの会社がそうです。形式が違っても、工事の種別・条件・数量・単価・査定結果という骨は共通なので、AIが読み取って構造化します。整える作業から始める必要はありません。
単価の判断を機械に任せるのは不安です。▼
任せません。AIが出すのは、過去案件と単価表に基づく「根拠つきの候補」と、査定で指摘されやすい点の一覧です。採用の判断と最終の金額は担当者が決め、その判断もまた次の根拠として蓄積されます。
小口案件が大量にあり、それ自体が負担です。▼
固定客からの小口依頼は、依頼メールや電話メモから見積のドラフトと返信文まで一度に作る形にできます。担当者は確認と送信に集中できます。