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【季節別】韓国でおすすめな正装まとめ!文化、常識などもあわせて解説

「韓国旅行で正装を着てみたいけど、何を着ればいいんだろう」と考えていませんか。韓国が好きな人は一度は正装を着てみたいと思うはず。しかし、知識がないと不安に感じてしまうでしょう。

そこで、今回は韓国の正装に関する情報をまとめました。正装の種類ごとの違い、歴史などを中心に解説します。最後まで読み進めることで、韓国の正装を選ぶ際に悩むことはなくなるでしょう。

韓国の正装まとめ!種類別に解説

韓国の正装は、性別や年齢ごとに異なります。それぞれの正装ごとに明確な違いがあるので、理解しておくことが大切です。

ここからは韓国の正装について、種類ごとに詳しく解説します。内容をチェックして、韓国の正装に対する理解度を高めましょう。

バジチョゴリ(男性用)

バジチョゴリの「チョゴリ」とは、上に着る短い上衣のようなものです。女性のものより長いのが特徴で、より男性にフィットするように作られています。

立ったり座ったりしやすくなっているのも特徴で、普段の生活が快適になるように設計されています。ゆったりとした作りなので、体が大きい男性でもストレスなく着られるでしょう。

ただし、近年では名節などを除き、あまり見られることがなくなっています。

チマチョゴリ(女性用)

チマチョゴリの「チマ」はスカートのことを表します。着丈は短く、やわらかい曲線を描いていることから、女性向けに作られていることがわかります。

チョゴリの前には、前の部分が開かないように固定するゴルムというリボンのようなものがついているのが特徴です。ゴルムは男性用のバジチョゴリ二もついており、高い安定性があります。

昔は身分や年齢によって色が異なっていましたが、現在では好きな色を選ぶことが可能です。とくに原色を使った色遣いが好まれています。

セクトンチョゴリ(子供用)

セクトンチョゴリは子供用の正装で、無病息災や厄除けの意味が込められています。ストライプ模様の袖を採用したものが多く、華やかさを演出しているのがポイントです。

カラーバリエーションも多く、現在でも高い人気を博しています。韓国旅行に子供を連れていく場合は、一度着させてみるのも良いでしょう。

コッシン(若い女性用)

コッシンは、韓国の正装の中でも人気が高いアイテムです。「コッ」はお花「シン」は靴を意味しており、美しい花や竹、蝶などが刺繍された靴を指します。

見た目が華やかなことから、若い女性を中心に人気を集めています。最近では少しヒールが入っているものも作られており、より快適に身に着けられるようになっています。

昔は裕福な家庭のお嬢様だけが履けるものでしたが、そういった風潮も薄れ、今では誰でも履くことが可能です。

韓国の正装の歴史

韓国の正装は、太古の時代から存在し、その姿を少しずつ変えてきました。

ではどのように韓国の正装は変化してきたのでしょうか。ここからは歴史の背景をたどりながら、詳しく解説します。

古朝鮮時代

古朝鮮とは、朝鮮半島に生まれた最初の政権のことで北方に位置していました。正装の特徴として、遊牧民が着るようなデザインを採用していたことが挙げられます。

北と南の生活習慣が異なるため、南方では上衣下裳(じょういかしょう)、北方では乗馬に最適化された上襦下袴(じょうじゅかこ)が好まれていました。

上衣下裳は衣服が上下に分かれているもの、上襦下袴は襦袢と袴の下部分のように分かれているタイプです。

男性は長い上衣を着て腰に帯を巻き、女性はズボンの上にスカートを履いて長い上衣を着るようになったといわれています。古朝鮮時代が、韓国の正装の基礎を作り出した時代であることは間違いありません。

三国時代

紀元前108年に中国西漢が朝鮮半島を攻撃し、戦争が起きたことで古朝鮮の時代が幕を閉じます。そんな三国時代では、チョゴリやチマがすでに登場していたのがポイントです。

すでに現代でも着られている正装のベースが、三国時代には出来上がっていました。下半身以外はチョゴリ、腰にする帯など現代とほぼ違いがありません。

足を覆う長いスカートやズボンも登場していたことから、三国時代を正装の起源とする人もいるほどです。

統一新羅時代

統一新羅時代には、新羅が高句麗と百済を征服しています。その結果、それぞれの文化を吸収し、正装のバリエーションも幅が広がりました。

統一新羅時代、女性の韓服の袖口は広くなり、裾は床につくほど長くなっています。唐の文化の影響を強く受け、以前までには見られないバリエーションが登場したのです。

また、唐文化において顕著だったスカーフも取り入れられています。統一新羅時代は、現在でも着られている正装に対して、さらにバリエーションを持たせた時代といえるでしょう。

高麗時代

高麗時代は、後百済と後高句麗と新羅の3国がしのぎを削っていた時代です。中国宋とモンゴルの文化の影響を受け、正装にも変化が出てきました。

とくに裾の長さが短く、腰の帯が太くなったのが高麗時代の最大の特徴です。現代の正装により近づき、ほとんど差がなくなっていることがうかがえます。

また、王様を含む多くの人が、白紵袍(ペクチョポ)という白いローブを好んで着ていたことも当時の特徴です。

朝鮮時代

朝鮮時代の文化は、高麗時代と比べて大きな変化があったわけではありません。ただ、儒教の思想が流入したことで輸出入が盛んになり、様々な地域や国の影響を少なからず受けました。

朝鮮時代後期には変化が起き、カラーバリエーションに幅が出ました。薄いピンクやライトグリーン、グレーなど以前にはなかったものが登場しています。

色まで大きな変化が出てきたことで、現代の正装にも強い影響を及ぼしています。

韓国の文化、常識

韓国の文化や常識は独特な部分が多く、日本とも多くの違いがあります。旅行した際に混乱しないよう、事前に理解しておきましょう。

食事のマナーが日本と異なる

韓国は、食事のマナーが日本と異なる部分がいくつかあるので注意しましょう。代表的な例として、以下の3つを参考にしてみてください。

  • 麺をすする場合であっても音を出さない
  • お酒を注ぎ足すときはグラスが空になってからにする
  • 食器を机に置いたままご飯を食べる

とくに日本では食器を持って食べることが習慣化されています。韓国に旅行した際は、うっかり食器を持たないようにしましょう。

ご祝儀は5,000円前後

日本でのご祝儀は約30,000円前後が相場ですが、韓国では5,000円前後で問題ありません。韓国のご祝儀は100人以上が集まることも珍しくなく、1人が支払う費用が少ない傾向にあります。

また、香典は受付で配られており、日本のものよりも簡素です。シンプルさに驚くかもしれませんが、韓国の方式に則ってご祝儀を受付に渡しましょう。

自分の意思をはっきりと伝える人が多い

韓国の価値観の1つとして、自分の意思をはっきりと伝える人が多いということが挙げられます。社交辞令なども言わず、自分の思ったことを伝える人が多いのが特徴です。

日本人と真逆の精神性なので、戸惑う場合もあるでしょう。はっきりと物事を告げられることがあっても文化の違いであることを理解しておくと、受け流しやすくなります。

タクシーを使うことが多い

韓国では、移動にタクシーを使うことが多い傾向にあります。日本では電車で移動することが多いので、違いに戸惑うかもしれません。

ただし、短い距離だと乗せてくれなかったり、乗車拒否されたりすることもあります。日本と異なるポイントなので、韓国旅行に行く際はあらかじめ理解しておきましょう。

基本的にはカード支払い

韓国はキャッシュレス決済が普及している国で、小さな買い物でもカードがよく使われます。お菓子やたばこだけ買う際に、カードを使うということも珍しくありません。

店によってはカード決済しか扱っていない場合もあります。現金決済が未だに多い日本と異なるので、あらかじめ把握しておきましょう。


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韓国の普段着、旅行するのにふさわしい服

韓国の普段着、旅行するのにふさわしい服を知っておくと、より快適に過ごせます。ここからはどのような服を着ればいいのか具体的に見ていきましょう。

現地の流行に合わせた服装

韓国では以下のような服装が流行しています。

  • スクールガールコーデ
  • 華やかな印象のあるブラウス&スカート
  • メリハリのあるイエローニット×柄スカート

当然ですが、流行は時期によって異なるので注意が必要です。韓国に旅行する際は、その都度どのような服装が流行っているのかチェックしておきましょう。

露出が少ない服装

韓国でタブーとされている服装はありませんが、ミニスカートなど露出が高い服装は極力控えましょう。露出度が高い服装だと、ナンパされるリスクが高まります。

しつこくナンパしてくる人もいるので、対策として露出を控えた服装を選ぶことが大切です。せっかくの韓国旅行で気分を落とさないためにも、細心の注意を払いましょう。

気候にあわせた服装

気候にあわせた服装を選ぶことで、快適に過ごしやすくなります。ここからは韓国の気候ごとの特徴についてみていきましょう。

季節特徴
3~5月・平均最高気温は10〜22度
・平均最低気温は2〜13度
・朝と夜の寒暖差が激しい
6~8月・平均最高気温は27〜31度
・平均最低気温は16〜22度・6月は梅雨なので雨具を用意する
9~11月・平均最高気温は12〜26度
・平均最低気温は1〜16度
・11月下旬には氷点下になることもある
12~2月・平均最高気温は0〜3度
・平均最低気温は-10〜-5度
・防寒できるアウターが必須

日本とほぼ変わらない気候ですが、冬は日本よりも寒くなる場合があります。防寒対策をしっかりと行いましょう。

なるべく控えめな色・柄の服装

パーティー、ビジネスなどフォーマルな場では、なるべく控えめな色・柄の服装を選びましょう。 シンプルなスカート+ブラウスや、ビジネスドレスなどがおすすめです。

一方でノースリーブ、ミニスカートは不向きです。露出なども極力控えた服装を選ぶように心がけましょう。

韓国の正装や文化に関するQ&A4選

韓国の正装、文化に初めて触れる場合、いろいろと疑問に感じる部分もあるでしょう。韓国の正装、文化で悩みやすい部分をQ&Aとしてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

韓国の正装はどんなときに着るの?

韓国の正装は、特別な式典や祝祭、結婚式などの正式な場で着る傾向があります。また、重要な行事や国民的なイベントで着用されることが多いのも特徴です。

伝統的な服装と考えられているため、現在でも多くの人々に親しまれています。

韓国の正装をレンタルすることってできる?

韓国では正装をレンタルすることができます。結婚式やイベントなどで借りたいときがあれば、レンタルサービスを使うのがおすすめです。

さまざまなデザインや色の韓服から選べるため、自分の好みにあわせやすくなっています。ただし、事前の予約が必要になるので、前もって調べておくと良いでしょう。

私服でカジュアルに正装を着る人が増えてるって本当?

近年では私腹をカジュアルに正装を着る人が増えています。現代向けにアレンジされた正装は「改良韓服(ケリャンハンボク)」「生活韓服(センファルハンボク)」と呼ばれています。

ファッション通販サイトなどで気軽に購入できるので、手に入れやすいのもうれしいポイントです。

どんな正装が最近は人気なの?

最近では、伝統的な韓服のデザインを現代風にアレンジしたモダンハンボクが人気です。トップスがハンブレット(ジャケット風の上着)やチマチョゴリ(ワンピース風のトップス)になっており、スカートやパンツとの組み合わせがしやすくなっています。

他のファッションとも組み合わせやすいので、若者を中心に人気を集めています。

韓国の正装として、現在でも親しまれているのは以下の4つです。

  • バジチョゴリ(男性用)
  • チマチョゴリ(女性用)
  • セクトンチョゴリ(子供用)
  • コッシン(若い女性用)

韓国の正装はレンタルすることが可能です。さまざまなバリエーションの正装が用意されているので、自分が好きなものを選ぶと良いでしょう。また、韓国の文化は日本と違う部分がいくつかあります。理解したうえで、韓国旅行を楽しみましょう。

今回は韓国の正装について紹介しました。初めての韓国旅行には疑問や不安がつきものです。そんなとき、情報があれば、すぐに不安が解消できますよね。


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