ドイツ

ドイツの海へ出かけよう!ドイツでおすすめのビーチを解説

真夏といえどもギラギラと太陽が照り付けることが少ないドイツ。ドイツの水辺と聞いて、まず思い浮かぶのは河川や湖という人も多いのではないでしょうか。しかし、ドイツにも魅力的なビーチが存在します。今回は、ドイツの海の魅力をたっぷり紹介します!


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ドイツの海の特徴

日本で紹介されるドイツの観光名所と言えば、山の頂にそびえ立つお城や童話の世界に誘い込むような中世の街並み。海辺の光景を見る機会は、ほとんどないのではないでしょうか。しかし、西側の海は北海、東側はバルト海が広がり、どちらもドイツ国内のリゾート地です。

ドイツの基本情報

ドイツは西ヨーロッパのほぼ中央に位置していて、西側から時計と反対回りにオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、南部はスイスとオーストリア、東部はチェコとポーランド、そして南部はデンマークの計9か国の国々に囲まれています。

ドイツを北上すると北海とバルト海にぶつかり、そこは、ドイツ人にとってのシーサイド・リゾート地です。

ドイツは1年を通して温暖だけど雨も多い

日本では3月に桜が咲きますが、ドイツで気温が上がり、木々が緑に染まるのは5月になってから。3月に南から高気圧が張り出してくると、気温が20度を超え、40度を超えるほど暑くなる日もあります。

しかし高気圧が張り出してこないと冷夏になり、平均気温は25℃前後と日本の夏より涼しく、冬の寒さはとても厳しくなります。南にあるミュンヘンも北海道よりも北にあるため寒さへの対策は十分に行いましょう。

降水量として6月が多くなっている点は、梅雨で降水量が増える日本と似ています。冬の降水量は、日本では冬は雨が少なくカラカラに乾燥するのに対し、ドイツでは冬でも長く雨が降ります。

「北海」は西側、「バルト海」は東側

英国の西側から時計と反対回りにオランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランス、南部はスイスとオーストリア、東部はチェコとポーランド、そして南部はデンマークなど、島々に囲まれた国がドイツです。

そんなドイツに面している海は2つ。ドイツ北部の一部がデンマークに接していて、その西側と東側で名前が違います。

  • 西側に広がる海:「北海(Nordsee)」
  • 東側に広がる海:「バルト海(Ostsee)」

ドイツからオランダにかけて臨む「北海」。その沿岸地域はフリースラントと呼ばれています。広大な干潟も含むその海岸線の長さは、およそ130キロメートル。心地のいい遠浅の海が広がります。

「バルト海」は、フィンランドなどのスカンジナビア諸島に囲まれた海。その昔、氷河期には氷床に覆われていた場所で、その時の名残としてモレーン(堆積)が今でも残っています。

そんなバルト海の特徴は、塩分濃度が低いこと。そのためバルト海で泳いでも肌にべたつくような感じが少なく、さらりとした海水が特徴です。

北海のおすすめビーチ

ドイツ国内の北海沿岸地域は、ニーダーザクセン州とシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州にまたがり、海岸の長さは約1300キロメートルに及んでいます。1990年代までは、ドイツから北海へ出て、北欧諸国との国境地帯の非関税ゾーンで食品やタバコ、蒸留酒、香水などを買う「Butterfahrt」(バター航海)というツーリズムが行われていました。

ここからは、北海のおすすめビーチを3つ紹介していきます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

Syltズュルト島

スイスの人気作家クリスティアン・クラハトのデビュー作 『Faserland』(1995)の舞台となったのが「ズュルト島」です。

ズュルト島は北フリースラント地方最大にしてドイツ最北端の島。島の周りは、ユネスコ自然遺産に登録されているワッデン海です。錨型の特徴的な形で、東側には干潟があり、西側の砂浜は38キロメートルにも及んでいます。

白い砂浜に、プールに、エステ&スパ。夜は高級レストランで美食ディナーをいただけます。延々と続く海岸に点在する無数のシュトラントコルプはこの島の風物詩で、島のさまざまな場所にある200を超えるホリデーアパートメントとホリデーホームはシーズンを問わずに人気です。

Borkumボルクム島

湾流が温風を運び込んでくるため、1年を通して晴れの日が多く、温暖な気候が特徴のボルクム島。北海に面した大小7つの島の中で一番大きい島です。

ボルクムは年間を通してとても風の強い日が多いので、基本レンガ造りの家が多いです。ミネラルたっぷりの潮風で新陳代謝を促し、リフレッシュできますよ。海水のパワーを利用したタラソテラピーを体験できる施設も充実しているので、普段できないリラクゼーションにトライするのもいいですね。

Cuxhavenクックスハーフェン

クックスハーフェンはエルベ川河口にある街で、海水浴はもちろん、裸足で干潟を歩いたり、海岸で馬車に乗ったり、温水プールで泳いだりと、年間を通して楽しめます。漁業が盛んな街なので、ハンブルクの台所にもなっているんですよ。

ビーチから近い干潟ならば素足がお薦めですが、かなり奥まで歩く場合には干潟ウオーキング用の靴があると安心です。奥に進むにつれ貝やカニなどが増えています。アザラシ見学船や、近隣にある島(ヘルゴランドやノイヴェアク)への船に乗船することも可能です。

バルト海のおすすめビーチ

西海岸には、バルト海が現在の地形になったとされる、氷河期における氷河の衝突の跡が氷堆積などの形で残っています。特に7〜8月は1年で最も多くの旅行者でにぎわい、バルト海クルーズも好評です。

ここからは、バルト海のおすすめビーチを3つ紹介します。

Rügenリューゲン島

リューゲン島は、935キロ平方メートルに上るドイツ最大の島。ドイツ本土の街シュトラールズントと橋で結ばれており、フェリーで渡ることも可能です。

富裕層が集まる高級リゾート地としても有名で、白い砂浜に、沖まで続くいくつもの長い桟橋が代表的な風景です。

島を囲む約60キロメートルの海岸には、クラシックで瀟洒(しょうしゃ)な白いホテルが数多く立ち並びます。その一方、ビーチスポーツができる場所や犬を連れて入れる場所、ヌーディストビーチ(FKK)などの遊べる場所も充実しています。

Fehmarnフェーマルン島

フェーマルン島は、20世紀を代表する表現主義画家のエルンスト=ルートヴィヒ・キルヒナーが毎年夏に訪れ、「地上の楽園」と褒め称えたといわれる島です。ドイツ国内で最も日照時間が長く、太陽の光が肥沃なバルト海に輝く様子から、1580年にはデンマーク王フリードリヒ2世から青地に金の王冠をあしらった封建旗を与えられました。

太陽が降り注ぐ20のビーチ、78キロメートルにわたる海岸線がこのビーチの魅力。年間を通して、アクション満載のスポーツレジャー、ロマンチックなカップルの休暇、リラックスした家族旅行など、さまざまな観光客が訪れます。

Kellenhusenケレンフーゼン

リューベック湾にあるケレンフーゼンは、人工の海水浴施設が完備されている「人口ビーチ」。風光明媚な美しさが魅力で、気軽にビーチを楽しみたいという人や、家族連れにもぴったりの場所です。

天気が悪い場合は、キャプテンケリークラブで手工芸品を作ったり、小さな水路と氷河期の巨大な岩、静かな湾と人工の砂丘、迷路、噴水などがある遊歩道を楽しむこともできます。スケートやディスクゴルフなどのアクティビティも楽しめますよ。


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ドイツのビーチで快適に過ごす方法

夏ともなると、公園のベンチに腰かけてただただ暖かな日差しを堪能する人々の姿をよく見かけます。海で泳ぐわけではなく、自然の中でゆったりくつろぐ。それがドイツの海の理想です。

とはいえ、海での乗馬やランニング、スカイダイビング、ウォーキングコース等々いろいろなアクティビティもあるので、なにかしたい!という方にもオススメできます。日差しがかなりきついので、日焼け止めは必需品です。

Strandkorb(シュトラントコルプ)とは?

浜辺でのんびり過ごしたいなら、ビーチパラソルとビーチチェアやテントを用意するのが定番でしょう。ドイツのビーチでは、この3つの機能を集めたような、そしておしゃれな優れもの「Strandkorb(シュトラントコルプ)」が定番です。

Strandはビーチ、Korbは籠という意味。北ドイツの海辺は風が強いため、籠状になっているビーチ用チェアが発明されました。屋根と収納つきのチェアーで、雨風や強すぎる日差しを避けられます。そのほか、荷物なども置いておけるのでコインロッカーがわりにもなります。

北海・バルト海のイベント

WattolümpiadeinBrunsbüttel泥オリンピック

泥オリンピックは2004年にスタート。競技種目はサッカー、ハンドボール、バレーボールなど。リレー競争も行われ、バトンの代わりに作り物のうなぎが使用されます。ドイツ北部の北海沿岸部ブルンスビュッテルで毎年夏に行われます。

Hafengeburtstagハンブルク開港祭

ハンブルクは、ヨーロッパ最大の港町。

1189年に開港し、13世紀にハンザ同盟に加盟してからは、その中心都市として発展してきました。そんなハンブルクで1年に1回、5月に開催される世界最大の港祭りが「ハンブルク開港祭」(Hafengeburtstag)です。

海上には300隻以上の帆船が大集合。国内外から100万人もの観光客が押し寄せ、帆船パレードや豪快な花火で盛り上がります。陸上でも約2キロにわたる屋台やステージが建ち並び、移動式遊園地やライブなど、とにかく盛り沢山のプログラムです。

KielerWocheキーラー・ヴォッヘ

北ドイツ最大の祭り「キーラー・ヴォッヘ(Kieler Woche)」が6月最終週に開催されます。そのため毎年5月の終わり頃から、キールの街全体がそわそわし始めます。キーラー・ヴォッヘは、キールの街が1年で1番輝く時期と言えるでしょう。

街のあちこちで祭りの旗がはためき、キール湾には1年で1番多く、ヨットや帆船が集まってきます。9日間の祭りの期間中、キール湾沿いをはじめ、街の中心部はドイツのみならず世界中から集まる350万以上の人で賑わい、街全体が明るいムードに包まれるのです。

15カ所のステージで1000以上のイベントが催されるほか、「Kiel-Cup」をはじめとする様々なヨット・レースが行われ、キール湾沿いには屋台と移動遊園地がずらりと並びます。なお、マルクトの屋外ステージでは各国の民俗音楽や舞踊も鑑賞できます。

HanseSailRostockハンゼ・セイル・ロストック

真夏のロストックで忘れてはいけないのが、帆船の祭典「ハンゼセイル」(Hanse Sail)です。毎年8月第2週の木曜〜日曜に開かれるお祭りで、ロストックの港に所狭しと世界中から帆船が集結。さらに屋台やパフォーマンスステージ、移動遊園地が設置され、100万人近くの人々を引き寄せます。

帆船大パレード(Windjammerparade)は1972年のミュンヘン・オリンピック以来、キーラー・ヴォッヘの締めを飾る一大イベントとして定着しています。パレードは、数隻の大型帆船がそれぞれ中・小の船を誘導するというフォーメーションを作り、午前11時にスタートの砲声とともにキール湾奥を出発します。

110以上の帆船、そして30の蒸気船および登録数には含まれない帆船や無数のスポーツボートが同行し、約2時間かけて堂々たるパレードを繰り広げます。これだけ多くの船が一斉に航行する姿を見られるのも、キール湾の地形があってこそなのです。

海外旅行には疑問や不安がつきものです。そんなとき、情報があれば、すぐに不安が解消できますよね。すぐに不安が解消できますよね。


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