韓国

韓国の物価は日本と比べて安い?食べ物や家賃などの金額を比較

韓国は2時間ほどのフライトで気軽に旅行に行けてお得にショッピングやグルメ、エンタメを楽しめる人気の観光地です。

日本より物価が低いイメージがあり、「安く旅行を楽しめる」「ブランド品が安く買える」と言われていますが、本当に韓国の物価は低いのでしょうか?

本記事では韓国の物価事情や、食品・家賃・水道光熱費など生活に欠かせないものから、ホテルの宿泊費や人気観光地の入場料など観光に役立つ物価情報を取り上げます。

韓国への旅行や移住を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

※1₩=約0.10円。2023年1月13日現在の₩円レートで計算しています。


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韓国の物価は日本と比較してもそれほど差はない。物価上昇に注意

「韓国は物価が低い」というイメージを持たれていますが、最近では日本と韓国の物価にそれほど差はありません。

昨今の世界的な物価高の影響を受け、2022年後半にかけて韓国の消費者物価指数は毎月5%と、ここ20年で最高ともなる記録的な物価高上昇を続けています。

そのため、渡航するまでの数ヶ月のうちに物価高が急激に進む恐れもありますので、旅費や食費の予算は余裕をもって見積もっておきましょう。

韓国の平均年収は日本よりも高い

日本の賃金水準はここ30年ほど低迷を続けており、諸外国との差が広がっています。

韓国との賃金差も例外ではなく、ドル換算による平均賃金では2015年に韓国が日本を追い抜いてから、その後も韓国の平均賃金が日本を上回る状況が続いています。

大卒初任給では全体として日韓でほとんど賃金差はありませんが、大企業においては韓国が日本を7,000ドルほど上回っています。

平均賃金・大卒初任給の日韓比較

平均賃金(2021年)大企業の大卒初任給(2019)(※)
日本40,84928,460
韓国44,81335,623

(単位:ドル)

※大卒初任給は韓国で500人以上、日本で1,000人以上の企業が対象。

参考:韓国の賃金水準、日本並みに | 地域・分析レポート – 海外ビジネス情報 – ジェトロ

生活にかかる費用の目安は?

このパートでは韓国での生活にかかる費用の目安を各項目に分けて取り上げます。

先述した通り、日本と韓国の物価にそれほど大きな差はないものの、制度や文化の違いから思わぬ費用がかかったり、逆に出費が少なく済んだりする場合もあります。

ここでは韓国独自の制度や文化にも触れつつ、生活に欠かせない食費や家賃・水道光熱費といった必須の出費から、洋服・コスメなどの生活を楽しむうえで知っておきたい商品の価格目安も紹介します。

食費

韓国での外食やスーパーでの食料品の価格を紹介します。

外食:レストランやファーストフード

レストランやチェーン店で食事をするなら朝・昼食で各1,000〜2,000円前後、夕食は2,000円〜3,000円の食費を見込んでおきましょう。

食費を抑えて韓国グルメを楽しみたいなら、数百円で食べられる屋台料理もおすすめです。

韓国グルメ

料理値段日本円
サムゲタン19,000₩約1,980円
キムチチゲ5,000₩約520円
サムギョプサル15,000₩約1,560円

チェーン店・コンビニファストフードなど

料理値段日本円
ビッグマック4,400₩約460円
コンビニおにぎり800₩約80円
カフェランチセット15,000₩約1,560円

屋台料理

料理値段日本円
トッポギ3,000₩約310円
ホットク1,000~2,000₩約100~210円

※全て一人前の値段

スーパーでの食品価格

スーパーでの食品価格を品目ごとに紹介します。自炊を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

物価高の影響もあり卵や野菜については日本よりも少し高価な印象ですが、どの食品でも「日本の物価とそれほど変わらない」と感じられるのではないでしょうか。

韓国では水道水は飲めませんので、水が飲みたいときはミネラルウォーターを買わなくてはいけません。

ただ、2Lで約100円と日本と比べて値段が安いため、毎日飲んでもそれほど大きな出費とはならないでしょう。

肉・卵

値段日本円
牛肉(100g)6,200₩約640円
豚肉(100g)2,500₩約260円
鶏肉(100g)750₩約78円
卵(30個)7,590₩約790円

魚介類

値段日本円
鮭(1匹)4,500₩約470円
イカ(1杯)4,000₩約420円

野菜等

値段日本円
キャベツ(1玉)3,480₩約360円
にんじん(1本)1,780₩約180円
じゃがいも(1kg)4,780₩約500円
たまねぎ(1.5kg/袋)3,200₩約330円
豆腐(300g)1,280₩約133円

主食

値段日本円
米(10kg)30,000₩約3,120円
食パン(420g)2,380₩約250円

飲み物・お酒

値段日本円
ミネラルウォーター(2L)980₩約100円
牛乳(900ml)2,610₩約270円
オレンジジュース(1.5L)3,780₩約400円
缶ビール(1本355ml)1,550₩約160円
マッコリ(1本750ml)1,680₩約170円

家賃

韓国で暮らす場合の家賃の目安を紹介します。

家賃保証金
安価な地域40万₩(約42,000円)500万₩(約520,000円)
都市部の人気エリア(ソウルなど)80万₩(約83,000円)1,000万₩(約1,040,000円)

※全てワンルームの価格です。

韓国には日本と異なる独自の家賃制度「チョンセ」「ウォルセ」「サグルセ」があり、アパートやワンルームなどを借りる際には、制度に従ってまとまった額の保証金(または家賃)を支払わなくてはいけません。

チョンセ契約時にまとまった金額の保証金を支払うことで、月々の家賃の支払いが免除される。預けた保証金は契約期間終了時に全額返金される。
ウォルセ契約時に保証金を支払い、家賃も毎月支払う制度。保証金の金額が大きいほど家賃は安くなる。家賃が支払えないときは保証金から差し引かれる。
サグルセ月々の家賃を一括払いすること。(1年契約なら12ヶ月分)保証金は別で支払いが必要。

水道光熱費

水道・ガス・電気代を合わせると、全部で月43,000〜77,000₩(約4,500〜8,000円)ほどとなります。

特に水道代は日本と比べるとかなり安いのではないでしょうか。

韓国では冬に氷点下をつける日もあるため、一般的な住宅には「オンドル」という床暖房が設置されています。

オンドルにはガス・電気・灯油を使用しますので、冬の暖房費は少し多めに見積もっておくと良いでしょう。

値段日本円
水道代3,000~6,000₩/月約300~600円
電気代7,000~11,000₩/月約700~1,100円
ガス代33,000~60,000₩/月約3,400~6,200円

※都市部・ワンルームで一人暮らしをした場合の推計額

通信費

アパート等に入居してインターネット回線を使用する場合、家賃の他に別途インターネット通信料を支払う場合があります。(※家賃に含まれている場合も)

携帯キャリアと契約し、使い放題プランを申し込むと通信料の目安は以下の通りとなります。

韓国でスマホを使う際のパケット料金は日本よりも少し高い印象ですね。

値段日本円
インターネット通信料38,000~42,000₩/月約4,000~4,400円
携帯電話通信料(使い放題プラン)60,000~70,000₩/月約6,200~7,300円

交通費

特に首都ソウルでは公共交通機関が発達しており、地下鉄・バスを使えば1回120〜160円程度で安く移動できます。

タクシーには一般・規範の2種類があり、どちらのタクシーかは車体の色で見分けることができます。

それぞれのタクシーの違いは以下に挙げる通りです。

種類特徴車体の色
一般タクシー運転手によってサービスに差がある。日本語や英語等が通じないことが多い。ホワイト・シルバー・オレンジ・ライトブルーなど。(地域によって車体の色はさまざま)
規範タクシー車内は広く高級感がある。日本語が通じる運転手が多い。一般タクシーよりも質の高いサービスを受けられるため利用料金はやや割高。
値段日本円
地下鉄(10km以内)1,250~1,550₩約130~160円
バス1,200~1500₩約120~160円
タクシー(一般)2,800~3,800₩約290~400円
タクシー(規範)6,500₩~約680円

※タクシーは初乗り1.6kmの金額

その他

このパートでは、その他雑貨や洋服・コスメの価格を紹介します。

ファッションやコスメの買い物を韓国旅行の主な目的としている人はぜひ参考にしてみてください。

また、中〜長期滞在に役立つ日用品の価格も取り上げます。

日用品

日用品の物価は総じて日本よりやや高めな印象です。スーパー等でまとめて購入するとお得になります。

値段日本円
洗濯用洗剤(3L)12,900₩約1,340円
食器用洗剤(1本750ml)4,450₩約460円
ティッシュ(3箱)5,980₩約620円
トイレットペーパー(30ロール)14,900₩約1,550円
シャンプー・リンス(1本680ml)10,900₩約1,130円

洋服

韓国にはファッションアイテムを買えるショッピングスポットが多く、百貨店ではハイブランドが、路地を1本入れば激安店舗が軒を連ねています。

エリアや店舗によって扱うブランドや価格がかなり異なるため、どこで買い物をするかは事前に調べておく必要がありそうです。

値段日本円
小規模店・露店/市場10,000~20,000₩約1,040~2,100円
プチプラ・リーズナブル10,000~50,000₩約1,040円~5,200円
グローバルブランド50,000₩~約5,200円~
セレクトショップ・カジュアルブランド50,000₩~約5,200円~
ハイブランド100,000~1,000,000₩約10,400円~104,000円

コスメ

安くてクオリティの高い韓国コスメは自分用としてはもちろんお土産にも喜ばれます。

週末はイベントやセールが頻繁に行われており、お得に買い物できるチャンスです。

値段日本円
フェイスパック(1枚)1,000~10,000₩約100~1,040円
ハンドクリーム4,500~20,000₩約470~2,080円
アイシャドウ5,000~40,000₩約520~4,150円
リップティント8,000~37,000₩約830~3,800円
クッションファンデ10,000~50,000₩約1,040~5,200円
BBクリーム16,000₩~約1,670円~


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観光にかかる費用の目安は?

このパートでは航空券やホテルの宿泊費、観光地の入場料など観光にかかる費用の目安を紹介します。観光の際の予算の目安にしてみてください。

航空券

長期休暇などで旅行者が増える時期の航空券は割高になりやすいです。フライト時間は1時間半〜2時間半程度ということからも、他の国への旅行に比べて気安いのが嬉しいですね。

さらにお得に旅行を楽しみたいなら長期休暇以外の時期を狙って行くか、LCC(格安航空会社)のセールを利用するのがおすすめです。

日本円
長期休暇以外の時期約2万~3万円(燃油・諸税込み)
GWや夏休み・年末年始などの長期休暇約3万~6万円(燃油・諸税込み)

※大人一人の往復運賃

ホテル宿泊費

ホテルのランク別に宿泊費を記載しています。

この他、旅行の時期や空港や観光地からのアクセス、立地などによっても宿泊費は変わりますので、渡航前によくチェックしておきましょう。

値段日本円
リーズナブル(ゲストハウスなど)~5万₩~約5,200円
スタンダード(3ツ星ホテル)5~12万₩約5,200~12,000円
スタンダード(4ツ星ホテル)10~25万₩約10,400円~26,000円
ラグジュアリーホテル(5ツ星ホテル)25~40万₩約26,000~41,000円

※一室一人当たり

観光地の入場料

ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として有名な南怡島は1年中美しい自然の風景を楽しめるスポットとして人気です。

景福宮・昌徳宮はチマチョゴリを着ていくと誰でも入場料が無料になります。せっかくの機会ですから、チマチョゴリをレンタルして記念撮影を楽しむのも良いですね。

値段日本円
南怡島16,000₩約1,660円
景福宮3,000₩約310円
昌徳宮3,000₩約310円
Nソウルタワー展望台10,000₩約1,040円
ロッテワールド(1Day)59,000₩約6,130円

※大人一人当たり

お土産代

ショッピング大国とも言われる韓国。

日本でも人気の韓国の食品やコスメなどのお土産はきっと喜ばれることでしょう。気軽に配れる安いお土産が多いのも嬉しいですね。

職場の人や友達に配るお土産なら、1人当たり300〜500円の予算で用意できそうです。

値段日本円
韓国のり(10個入り)4,800₩約500円
ハニーバターアーモンド6,300₩約650円
フェイスパック(1枚)1,000~10,000₩約100~1,040円
マーケットOブラウニー3,800₩約400円
インスタントラーメン2,900~4,800₩約300~500円

パッケージツアーが人気

韓国旅行をお得に楽しみたいならパッケージツアーがおすすめです。

パッケージツアーは航空券・ホテルの費用がセットになった格安プランのツアーです。

中には、空港からホテルへの送迎やホテルでの朝食代金が含まれているツアーもあり、自分で食事や移動の手配をするよりもずっと費用を安く抑えられます。

想定外の出費が発生したり、手配ミスで旅行の計画が崩れるといった心配もありませんので、安心して旅を楽しみたい人にもおすすめです。

まとめ

韓国の物価水準は近年上昇を続けており、物価に関しては現在、日本とそれほど差はありません。

とはいえ、美味しいグルメや楽しいショッピング、エンタメを楽しめる人気の観光地であるということにも変わりはありません。


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