オーストリア

オーストリアの物価は高い?日本との比較やコロナの影響を解説

ウィーンを中心に、素敵な町並みや観光スポットがたくさんあるオーストリア。音楽留学を目的に長期滞在を目指す人も少なくありません。そんなオーストリアに旅行する上で、気になるのが物価です。

本記事では、オーストリアの通貨や物価について、新型コロナウイルスの影響を含めて日本との比較などを解説しています。


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オーストリアの物価と通貨

オーストリアの通貨は「ユーロ」です。物価において日本とどんな違いがあるでしょうか?

日本とオーストリアの物価の違い

日本の場合、都市によって物価に違いがあります。例えば東京と福岡で比較したときに、食事をはじめ東京のほうが価格が高いと感じることが多いですね。オーストリアも同様で、都市によって物価が変わってくるようです。

全体的に日本よりも物価が高いイメージがありますが、ブランド品などはヨーロッパということもあってか、日本よりも安く購入できます。オーストリアには大型のアウトレットモールがあり、そのような場所を利用すると日本の半額で購入できるブランド品もあるのだとか。

ユーロ円の為替相場

ユーロ円の為替相場はその日によって変わりますが、2023年1月現在は1ユーロ=140円程度で推移しています。

オーストリアの買い物事情

ウィーンは、海外旅行客はもちろん地元客も多く訪れるショッピング施設がたくさんあります。キラキラした小物が人気の「スワロフスキー」は、オーストリア発祥のブランド。ウィーンの「ケルントナー通り」には、スワロフスキーをはじめH&MやZARAなど、日本でもおなじみのブランドショップがたくさんあります。

そのほか、グラーベン地区やトゥフラウベン地区、コールマルクト地区なども、恒久スーパーマーケットや老舗アンティークショップといった買い物を楽しめる素敵なお店が並んでいます。

オーストリアの物価における新型コロナウイルスの影響

老舗アンティークショップにおけるオーストリアの物価の影響はどのような状況なのでしょうか。

エネルギー価格は上昇の一途

新型コロナウイルスの影響はもちろんのこと、ウクライナ問題の影響も大きく、電気やエネルギー価格は高騰しています。国が一定額を負担していますが、自費で支払う分の電気代も上がっているようです。アパートメントを借りて長期滞在を予定している人は、光熱費の節約を意識する必要があるかもしれません。

オーストリアへまとめ買いにくる人も

新型コロナウイルスやウクライナ問題の影響によって物価が上がっているのはオーストリアだけではありません。世界一物価が高いといわれているスイスでもさらに物価が上がっているようです。

スイスの人は自国の物価が高いため、車でオーストリアへまとめ買いに来る人もいます。オーストリアの物価自体は上がっているものの、ヨーロッパ全体で考えるとそこまで物価が高いわけではないといえそうです。

オーストリアの物価を日本と比較

オーストリア日本
ミネラルウォーター140円100円前後
レストラン2,800~4,200円1,500〜2,000円
カフェ1,400円700円前後
マクドナルド700円500円前後
電車料金一律308円距離に応じて変わる
タクシー料金532円(初乗り)※週末、休日は602円500円(初乗り・東京)
ホテル10,000円前後(エコノミークラス)6,000〜7,000円(エコノミークラス)
日用品168円(歯磨き粉)200円前後
(歯磨き粉)

飲み物や食べ物

世界の物価を日本と比較する際に、500mlのミネラルウォーターを例にすることが多くあります。日本の場合、自動販売機でミネラルウォーターを購入する際には110円から150円前後です。安売りのスーパーに行くと、70円もしくは30円ほどで1本購入できるお店もあります。

オーストリアでは、一般的なスーパーで1ユーロ程度のことが多いので、140円前後であることが多いようです。安いところだと日本円で1本70円ほどで購入できるところもありますが、日本よりは少し高めだといえそうです。

レストランでの食事

レストランでの食事は、日本よりも高めです。カジュアルなレストランでランチをした場合でも、日本円で2,000円〜3,000円程度かかります。日本だと同じくカジュアルなレストランでのランチで1,500円から2,000円前後で食べれるので、やはり少し高めですね。

日本ではお冷として水が無料で提供されるレストランが多いのに対し、オーストリアでは水が別料金となります。またそれらの費用に加えてチップが必要になるため、さらに金額は高くなるでしょう。

カフェでの食事

カフェでサンドイッチとスープなどの軽食を摂るときの費用は、オーストリアでは10ユーロほどが平均的です。日本ではサンドイッチとコーヒーで700円ほどで食べられるカフェも少なくありませんので、カフェでの食事も日本より少し高めだといえます。

マクドナルドでの食事

マクドナルドはセットなどによって価格帯が変わりますが、単品のバーガーで比較した場合、オーストリアの代表的なバーガーは日本よりも少し高いです。オーストリアのバーガーが5ユーロ弱であるのに対し、日本のビックマックは500円以下となっています。

ただし、オーストリアのバーガーは日本とはメニューが異なり、かなり本格的でおいしいです。例えば「シュマンケルバーガー」は、野菜、トマト、チーズ、パテが挟んであり、ボリュームたっぷり。パテもしっかり厚みがあって、日本のバーガーよりも食べごたえがあります。

金額だけで考えるとオーストリアのほうが高いですが、コスパではオーストリアのほうが優秀だといえるかもしれません。

電車代

オーストリアは、1回の乗車券が一律2.2ユーロです。日本の場合、例えば地下鉄だと4キロまでは180円なので、近くを移動する場合にはオーストリアのほうが割高になります。しかし日本は距離に応じて料金が上がっていく重畳制であるのに対し、オーストリアはどこまで乗っても金額が同じです。長距離を移動する場合は、オーストリアのほうが安くなります。

ちなみにオーストリアでは「24時間乗車券」というチケットも販売されています。日本円で1,000円ほどなので、1日中移動しながら観光をする際には、日本よりも低い交通費で移動できます。

タクシー代

オーストリアのタクシーは、初乗りが3.8ユーロです。日本円にすると500円ほどなので、タクシーの料金は日本とさほど変わりません。ただし、大きな荷物を乗せる場合や、5人乗る場合などは追加費用がかかるため、状況によっては日本のタクシー料金よりも高くなる可能性があります。

ホテル

ホテルはグレードなどによって宿泊費が変わりますが、それは日本も同じです。同じエコノミークラスのホテルに宿泊する場合、オーストリアでは8〜9ユーロ、日本だとシーズンにもよりますが6,000〜7,000円で泊まれるホテルもありますね。オーストリアのほうが少し高いです。

ただし、日本は一室の料金ではなく人数で料金設定をしているホテルが多く、2人で泊まる場合はさらに宿泊費用が1人分追加されます。オーストリアは一室料金なので、複数人で宿泊する場合は日本よりも安くなる場合があります。

日用品

日用品は、表で挙げている歯磨き粉だと日本よりも少し高めですが、全体的にはさほど変わらないと思われます。例えばヨーロッパでは必須の日焼け止めだとドラッグストアで13ユーロほどで売られていることが多いものの、日本の日焼け止めよりも量が多いです。

靴下が1足3ユーロ、フェイスパックが1ユーロ強など、日本よりも安く購入できるものもあります。長期滞在を予定している人にとって、日用品が手頃に購入できるのは助かりますね。

オーストリアの渡航に必要なお金はどれくらい?

では、オーストリアに滞在する際には、どのくらいの費用が必要になるでしょうか?

旅行費

ここでの旅行費用は、オーストリアに到着して3泊4日の滞在を例に考えてみます。ホテルはグレードが高くなるほど宿泊費も高くなりますが、ここではできるだけ節約をして旅行を楽しみたい人に向けて、費用の安いホテルを例にしています。

宿泊費を抑えるには、1人部屋のホテルよりも相部屋のホテルを選ぶと費用を抑えられます。一部屋に数台のベッドが設置されている、男女共同の宿泊施設であれば、1泊20ユーロほどで泊まれます。日本円で3,000円前後なので、かなり手頃ですね。

食費は3泊4日で80ユーロほどあれば、1人分の食費として足りると思われます。日本円で11,000円強なので、高級レストラン等を利用しなければ十分ではないでしょうか。高級レストランでランチを食べたら、夜はスーパーですぐに食べられるものを買ってホテルで食べるなど、メリハリをつけることでオーストリアのおいしい食事も楽しめます。

交通費は、観光の移動費などで80ユーロほど見ておくとよいでしょう。美術館めぐりをするなら、地下鉄の48時間チケットを購入すると、都度電車賃を払うよりもお得に移動できます。タクシーよりも地下鉄と徒歩で移動するほうが、交通費は安上がりです。

観光費用はどこに行くかにもよりますが、70ユーロほど用意しておけば、主要な美術館めぐりを楽しめます。ウィーンの美術館は入場料が高めなところもありますので、行きたい場所によって予算を増減するのもひとつの方法です。

そのほか、予備費として20ユーロほど用意しておき、最低でも315ユーロあれば3泊4日のオーストリア旅行を楽しむことができるでしょう。

留学費

学費を除き、1ヶ月の留学で必要な滞在費について考えてみましょう。まず住居費ですが、こちらは1人暮らし用のアパートメントを借りるか、シェアハウスを借りるかで変わってきます。シェアハウスであれば10ユーロから、1人暮らしの場合でも高くて60ユーロほどで1ヶ月滞在できる住居を借りられます。

生活費は、贅沢をしなければ食事や日用品を含めて40〜50ユーロほど。そのほかの予備費として30ユーロほど用意しておくと安心です。さらに留学の場合は留学保険への加入が望ましく、こちらは15ユーロから20ユーロほどで加入できます。

合計すると、最低でも100ユーロあれば、1ヶ月の留学でオーストリアへの滞在が可能です。


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オーストリアを低予算で楽しむコツ

オーストリア旅行や留学を少しでも低予算で楽しみたい!という人に向けて、オーストリアでの節約のポイントを以下にご紹介します。

「レオポルトシュタット」とは?

日本も同様ですが、都心に近いほどホテルや住居の価格は高くなります。オーストリアに滞在する際も、ウィーンをはじめ都市部は宿泊費用が高いです。「レオポルトシュタット」は、都市部から少し離れた地域です。ウィーンよりもホテルの価格設定が低く、さらに友人と共同でシェアハウスを借りれば、さらに宿泊費を抑えられます。

「ウィーンパス」で交通費や観光費を節約

「ウィーンパス」は、巡回バスを自由に乗り降りできるチケットです。さらに、60以上の美術館や観光スポットに無料で入ることができるので、短期間で一気に観光したい人におすすめのパスとなっています。

ウィーンパスは1日券から6日券まであるので、観光予定に合わせて選びましょう。ちなみに1日券は60ユーロほどで購入できます。

長期滞在なら自炊がおすすめ

長期滞在をする場合は、アパートメントやシェアハウスなどを利用する人が多いでしょう。その場合はキッチンがついていると思われますので、自炊をして食費を節約するのもひとつの方法です。

オーストリアでは外食費が日本より少し高めですが、食材の価格はさほど高くありません。現地の食材を使って料理するのも楽しいのではないでしょうか?

ちなみに、日本のカップラーメンなどは自宅で食べるといってもかなり高めなので、現地の食材やインスタント食品を利用することをおすすめします。日本のカップラーメンは500円くらいで売られていますので、かなり高めです。

オーストリアでお金を使うときのポイント

海外で多額の現金をもつのは不安…という人もいるのではないでしょうか。ここで、オーストリアでお金を使うときのポイントについてご紹介します。

ヨーロッパはクレジットカードが基本

オーストリアをはじめ、ヨーロッパはキャッシュレス化が日本よりも進んでいます。そのため、決済はクレジットカードを利用する人が多く、お財布にはごく少額の現金しか入っていない…という現地の人も多いです。

移動販売などは現金での決済が可能ですが、お店によっては現金が使えないところもありますので、クレジットカードの限度額にはゆとりをもって渡航することをおすすめします。

ただし、ウィーンなどの主要都市から離れると、クレジットカードが使えず現金決済のみに対応しているお店などが多くなります。クレジットカードが使えないスーパーもあるので、都市部から離れた地域を訪れる際には、ある程度の現金を持参することをおすすめします。

おすすめのクレジットカード会社

日本では銀行をはじめとする発行会社が提供するクレジットカードを使用しますが、それとは別にVISAやJCBといった国際ブランドの種別があります。5大国際ブランドといわれる

  • VISA
  • JCB
  • Master
  • AMEX
  • Diners Club

上記のブランドはすべてオーストリアでも使用可能です。

クレジットカードは2枚以上持参することをおすすめします。海外では磁気の問題でクレジットカードが使えないことがあるからです。また、海外旅行保険が自動的についているクレジットカードもありますので、確認した上で持参すると、別途海外旅行保険に加入する必要がなくなります。

スマホ決済は利用可能?

オーストリアでは、日本で使用されている「ペイペイ」や「QUICPay」などのスマホ決済を使用することはできません。ただし、Google PayやApple Payは使用できるお店もあります。ザルツブルクのマクドナルドでは、Apple Payが使用できるようです。

ただし、すべてのお店でスマホ決済が使用できるとは限らないので、クレジットカードと現金はどこに行くときも忘れないようにしましょう。

上手に節約してオーストリア滞在を楽しもう!

オーストリアは物価が高いイメージがあり、実際に日本よりも高めのものが多いです。しかしヨーロッパ全体で考えると決して高いわけではなく、日本とさほど変わらない品もあります。

節約することで費用を抑えてオーストリア滞在を楽しむことができますので、ぜひこちらの情報を参考にオーストリア滞在を検討してくださいね。

海外旅行には疑問や不安がつきものです。そんなとき、情報があれば、すぐに不安が解消できますよね。


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