初めてイギリスに行く人の中で、現地の人とのコミュニケーションに不安がある人も多いのではないでしょうか。
渡英する際は英語を勉強する人が多く見られますが、現地で自分の英語や表現力で通用するのか心配になってしまいますよね。
そこで本記事では、イギリスで一般的に使われている挨拶やコミュニケーションをご紹介するとともに、ちょっとしたスラングもご紹介します。イギリス行きを予定している方、検討している方はぜひ参考にしてください。
イギリスの挨拶はほかの英語圏と違う?
イギリスの公用語は「英語」であることは、皆さんご存知の通りです。アメリカやカナダ、オーストラリアなどの国も公用語は英語となります。
これらの国と、イギリスの挨拶に違いはあるのでしょうか?
ほかの英語圏で使う挨拶をイギリスで使うことは多い
イギリス以外の英語圏で使用される挨拶を、イギリスで使うことはよくあります。
「Hello(こんにちは)」や「Good morning(おはようございます)」をはじめとする時間に応じた挨拶や、「How are you?(ご機嫌いかがですか?)」などの挨拶は、イギリスでもよく使われています。
日本で知られる挨拶よりフランクな挨拶が一般的
先に挙げた挨拶は一般的ではありますが、例えば若い友人同士で使用する場合は、もう少しフランクな表現をすることが多いようです。
これはイギリスでもアメリカでも同じですが、使用する表現に違いがあります。例えば「How are you?」の場合、もちろんそのまま使っても問題ありませんが、イギリスでは以下のようなフレーズを使うことも多くあります。
- How are things with you?
- Are you alright?
- How’re you doing?
対してアメリカでは、以下の表現がよく使われます。
- What’s up (man)?
- What’s new?
- How’re things?
- How’s it going?
いずれも「How are you?」と同じ意味です。
ハグやキスはイギリスの挨拶でも一般的?
英語圏の国では、挨拶をするときにハグやキスをするのが一般的なイメージがありますよね。海外の映画を見ていても、会ったときにハグやキスをしているシーンをよく見かけます。では、イギリスの挨拶でもこれらは一般的なのでしょうか?
イギリスでは、挨拶のときにハグをすることが多いようです。初対面では握手に留めておいても、2回目にはハグを交わすのが一般的の様子。対してキスはさほど一般的ではなく、相手からされたら返すくらいのイメージで捉えてよいと思われます。
イギリスでの基本の挨拶とやり取り
では、具体的にイギリスで多く使われている基本の挨拶とやり取りについてご紹介します。
挨拶は、先に挙げた「Hello(こんにちは)」や「Good morning(おはようございます)」、「How are you?(ご機嫌いかが?)」のほかに、別れ際の挨拶などもよく使います。
そのほか、イギリス滞在中は買い物や観光中、ホテルなどの宿泊施設で使われるやり取りも多いです。
基本の挨拶と受け答え
- 「Good afternoon」:こんにちは
- 「Good evening」:こんばんは
これらの挨拶は、「Hello」で代用することもできます。もしショッピング中やレストランに訪れた際にこれらの声をかけられたら、同じように返せばOKです。
別れ際の挨拶には、以下のようなフレーズがよく使われます。
- 「Good bye」「Bye」:さようなら
- 「See you again. 」:またお会いしましょう
そのほか、以下の挨拶は買い物や通りすがりの人によく声をかけられるフレーズです。
- 「Have a good day! 」:素敵な1日を!
このように声をかけられたら、以下のように返しましょう。
「Thanks. You too!」:ありがとう、あなたも!
以下の挨拶は、とてもよく使われます。
- 「Thank you very much. 」:ありがとうございます
- 「You’re welcome.」:どういたしまして
- 「Excuse me!」:すみません(呼びかけるとき)
- 「I’m sorry.」:ごめんなさい
受け答えは、「Yes」や「No」のほかに、以下のようなフレーズを覚えておくと便利です。
- 「Yes, please. 」:はい、お願いします
- 「No, Thank you.」:いいえ、結構です
- 「I get it.」:分かります
- 「I don’t understand.」:分かりません
- 「I don’t understand English.」:英語は分かりません
- 「Sorry, Could you say that again?」:もう一度言ってください
ショッピング中によくあるやり取り
ショッピング中は、店員に声をかけられたり、こちらから声をかけることが多いシーンです。以下のフレーズを覚えておくと、ショッピング中のコミュニケーションがスムーズに取れます。
- 「I’m just looking, thank you.」:見ているだけです
- 「How much is this? 」:これはいくらですか?
- 「Can I try this on?」:試着できますか?
- 「Do you have a smaller one? 」:この小さいサイズはありますか?
※大きいサイズをお願いするときは、「smaller」を「bigger」に変えます
- 「I’ll take this.」:これをください
- 「Can I have some extra paper bags?」:余分な紙袋をもらえませんか?
レストランでよくあるやり取り
レストランでは、予約をする、注文するなど、さまざまなコミュニケーションを取る機会があります。
やり取りができるか心配になってしまいますが、基本的なフレーズを覚えておけば心配ありません。
予約に関するやり取り
- 「I’d like to make a reservation for dinner for 3 people on July 10th.」:7月10日の夜に3名で予約をしたいのですが
- 「I have a reservation for Suzuki.」:予約をしている鈴木です
注文に関するやり取り
- 「Excuse me. Can I order?」:すみません、注文していいですか?
- 「Water, please.」:お水をください
- 「Do you have any recommendations? 」:何かおすすめはありますか?
- 「I haven’t decided yet.」:まだ何にするか決まっていません
会計時のやり取り
- 「Can I have the bill, please.」:お会計をお願いします
- 「I’d like to pay by credit card.」:カードで支払いたいです
観光中によくあるやり取り
観光では、見知らぬ場所に足を運ぶ分さまざまなシチュエーションで現地の人とのコミュニケーションが生じます。移動中に地下鉄の駅やバス停の場所を知りたい、ということも。
以下のフレーズを覚えておくと、観光をスムーズに楽しみやすくなります。
- 「Where is the toilet?」トイレはどこですか?
- 「What is this?」:これはなんですか?
- 「Where is the underground station?」:地下鉄の駅はどこですか? ※バス停を聞くときは、「underground stationを「the bus stop」に変更します
- 「Could you tell me where I can get a taxi ?」:どこでタクシーをひろえますか?
- 「I’d like to go to〜」:~へ行きたいのですが
ホテルなど宿泊施設でよくあるやり取り
ホテルをはじめとする宿泊施設は、フロントやサービスマンなどさまざまな人とのやり取りが生じます。宿泊施設で従業員と言葉を交わさないことはまずないでしょう。
チェックインやチェックアウト時、またちょっとしたトラブルが発生した際に、以下のフレーズを覚えておくといざというときに役立ちます。
チェックインやチェックアウト時のやり取り
- 「Can I check in?」:チェックインをお願いします
- 「I have a reservation for Suzuki.」:鈴木で予約しています
- 「Do you have any vacancies tonight?」:今夜空いている部屋はありますか?
そのほかのやり取り
- 「Could I move to a different room?」:別の部屋に変えることはできますか?
- 「Would you keep my luggage?」:荷物を預かっていただけますか?
- 「I’ll be back at around 5pm.」:17時頃に戻ってきます
- 「Do you have a hair dryer?」:ドライヤーはありますか?
- 「The air conditioner doesn’t work.」:エアコンが稼働していません
- 「There’s no hot water.」:お湯がでません
イギリスの挨拶:スラング編
アメリカも同様ですが、英語には「スラング」があります。日本ではあまり知られていなくても、現地では多く使われている英語です。
スラングとは、コミュニケーションの中で使用される少し砕けた英語のこと。以下に、知っておくと活用できるちょっとしたスラングをご紹介します。
「こんにちは」
- Cheers:「こんにちは」
「こんにちは」は一般的に「Hello」ですが、イギリスでは「Cheers」を使うことも多いです。オーストラリアでもよく使われています。アメリカでは「乾杯」の意味があるので、使い分けに気をつけましょう。
- 「You all right?」:どうもこんにちは
「You all right?」は、「How are you?」と同じ位置づけです。直訳すると「あなたは大丈夫?」という意味になりますが、挨拶なので「How are you?」と同じ受け答えで問題ありません。
「調子はどう?」
- 「Sup」:調子はどう?
冒頭で、アメリカの挨拶一例として「What’s up ?」をご紹介しましたが、「Sup」も似たニュアンスをもつ、さらに短縮されたスラングです。
その他
- 「What’s good?」:いいことあった?
「Hi. What’s good?」の挨拶は、「やあ、最近いいことあった?」という意味をもちます。留学などで知り合った、比較的仲のよい人に挨拶するときに活用できます。
【番外編】覚えておきたいイギリス英語とお役立ちツール
さまざまな挨拶や、やり取りに関するフレーズをご紹介しました。
ここでメールやSNSのメッセージ機能でやり取りするときに活用できるイギリス英語を覚えておくと便利なイギリス英語をご紹介します。
覚えておきたいイギリス英語
- 「2moro」:明日
「2moro」は、tomorrowの略語として使われています。SNSのメッセージ機能などで活用されることが多いです。
- 「wot」:なに
「wot」は、Whatの略語です。こちらも、メールやメッセージで気軽な友だちに質問するときなどに活用できます。
- 「btw」:ところで/それより
「btw」は、by the wayの略語です。主に、チャットやメールで活用されています。
翻訳ツール
海外に滞在するにあたり、翻訳ツールは欠かせません。すでに広く知られていますが、2つの翻訳ツールをご紹介します。
Google翻訳
世界中で利用されている翻訳ツールです。オフラインでも翻訳可能なほか、カメラに英語を向けるだけで映された内容を翻訳してくれるなど、機能も充実しています。会話の翻訳ができる点もポイントです。
アプリのダウンロードはこちらから。
DeepL翻訳
翻訳の精度が高いとされているDeepL翻訳は、テキストや音声、画像、ファイルの言語を29言語間で翻訳できます。
アプリはのダウンロードはこちらから。
イギリスならではの言い回しを覚えよう!
イギリスでの挨拶やコミュニケーションは、一般的な英語で通じる場面が多いです。しかしイギリスならではのスラングもあるので、覚えておくとより現地の人と円滑なコミュニケーションを取ることができます。ぜひ本記事の情報を参考に、イギリスでのコミュニケーションを充実させてください。
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