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イタリアの朝食ってどんなもの?伝統的なイタリアの朝食と地域別の美味しいメニューを紹介

イタリアといえば、ピザやパスタなど美味しい食べ物がたくさんありますよね。朝食も日本のようにご飯が中心の朝食文化ではなく、コーヒーやパン、ペストリーなどが主流です。本記事では、イタリアの朝食文化について紹介します。

目次

イタリアの朝食ってどんなもの?

イタリアの朝は「エスプレッソとクロワッサン」や「カプチーノと甘いパン」で始まるんだとか。まずは、イタリアの朝食がどんなものなのか、一般的なイタリアでの朝食を紹介していきます。

イタリア人が朝食で食べるパンとペストリーの種類

まずは、イタリアの朝食で人気のあるパンやペストリーについて紹介します。

パニーニ

パニーニとは、イタリア語で「小さなパン」という意味です。1970年代にミラノで生まれたイタリア風サンドイッチで、そのとおり小さな丸型パンに、ハムやチーズ、野菜、ソーセージなどの具をはさんで食べます。

素材の組み合わせは様々で、暖かいものや冷たいもの、定番の具材から変わり種まで豊富な種類があります。

クロワッサン

イタリア発祥のペストリーですが、イタリアでも親しまれています。定番のクロワッサンに加えて、生地にチョコレートやアーモンドペースト、ハムやチーズなどを入れたものがあり、その数は膨大です。朝の忙しい時間に手軽に食べられる点が人気の秘訣です。

他にも、トーストやパンケーキ、ブリオッシュなども人気があります。地域やレストランによっても異なるため、ぜひ色々なお店で食べてみてください。

ラテとカプチーノが主流?イタリアの朝飲み物の習慣

イタリアの朝の飲み物といえば、ラテやカプチーノが代表的です。特にカプチーノは、朝食の定番メニューとして親しまれています。

カプチーノは、エスプレッソに温かい泡立てた牛乳を注いで作られるコーヒーです。ラテは、エスプレッソにミルクを加えた、やわらかい味わいが特徴。朝ごはんに合う、バランスの良いコーヒーです。

ほかにも、イタリアのカフェでは、朝にエスプレッソが好まれます。小さなカップに濃いエスプレッソが入っており、パンやスイーツが合わせられます。

伝統的なイタリアの朝食、地域ごとの特徴とは?

イタリア全土で一般的な朝食のパターンはありません。各地域で独自の朝食文化が存在し、それぞれの特色を持っています。その土地を訪れたら、地元の朝食を食べることで文化を体験しましょう。

1. ローマ:コルネットとエスプレッソでシンプルに

ローマの朝食は、コルネット(イタリアのクロワッサン)とエスプレッソが代表的です。コルネットは甘いものから塩味のものまでさまざまな種類があり、エスプレッソは強いコーヒーが好きな人にはぴったりです。

2. ヴェネツィア:海沿いのカフェでブリオッシュとカプチーノを

海沿いの美しい景色とともに、ヴェネツィアの朝食を楽しめるのは最高の贅沢です。ヴェネツィアの朝食は、ブリオッシュ(ヨーロッパの甘いパンの一種)とカプチーノが代表的で、カフェでゆっくりと過ごします

ブリオッシュには、クリームやチョコレートなどのフィリングが入っているものもあり、飽きずに楽しめます。

3. トスカーナ:パンにオリーブオイルと塩、エスプレッソ

イタリアの中部にあるトスカーナ州の料理は決して派手さはなく、見た目がシンプルで健康的なものが多いのが特徴です。素材の味が前面に押し出される豪快さに、きりっと苦いエスプレッソをあわせます。

トスカーナ地方の朝食は、パンにオリーブオイルと塩を少し加えて食べるのが一般的。その上に生ハムやチーズを載せて食べることもあります。赤ワイン、アンチョビ、セージ、ケイパーを入れたレバーペーストをのせたオープンサンドもおいしいですよ。

4. ミラノ:コルネットとカプチーノで贅沢に

ミラノはイタリアの流行発信地として知られており、朝食もおしゃれで贅沢なものが多くあります。コルネットとエスプレッソの組み合わせも外せません。コルネットは、クロワッサンよりも小ぶりで甘さ控えめのさっぱりとしたペストリー。粉砂糖が振りかけられています。

このコルネットに加えて、カプチーノを楽しむのが一般的です。ミラノのカプチーノは、泡立てた牛乳を少し加えて、クリーミーで濃厚な味わいが特徴です。

5. シチリア:グラニータとブリッオッシュで涼しくスタート

シチリアは暑い地域であるため、朝食にはさっぱりとした飲みやすいものが好まれます。

グラニータは、氷をかき混ぜたフレッシュなフルーツジュースやコーヒーが主な材料で作られる冷たいドリンクです。シチリアでは暑い夏の時期、グラニータとブリオッシュにとってかわられるほど、 夏のシチリアには欠かせないんだとか。

シチリアの朝食に欠かせないのが外側はサクッと、中はしっとりとしたブリオッシュです。シチリアで夏の朝食なら、グラニータをブリオッシュに付けて一緒に食べるのがおすすめですよ。

イタリアの美味しい朝食メニューを紹介

イタリアの朝食はカフェなどでエネルギーをチャージするのが一般的です。ここからは、ブレイクファストの代表格からイタリアの朝ごはんで人気のスイーツまで、イタリアの美味しい朝食メニューを紹介していきます。

ブレイクファストの代表格!カプチーノとブリオッシュ

イタリアの朝食と言えば、カプチーノとブリオッシュが代表的なメニューです。カプチーノは、濃いエスプレッソに温かい泡立てた牛乳を注いで作られるコーヒーの一種で、イタリア人は朝食には必ずカプチーノを飲むという人もいます。

ブリオッシュは、イタリア発祥の菓子パン。甘くてもちもちとした食感が特徴です。イタリアのブリオッシュは、カスタードクリームやジャムなどのフィリングが入ったものが多く、カフェやパン屋さんなどで手軽に購入できます。

イタリアの朝ごはんで人気のスイーツ!パンディスパーニャ

パンディスパーニャは、イタリア発祥のスイーツです。イタリア語に直訳すると「スペインのパン」ですが、これはスポンジケーキのこと。

イタリアではスポンジケーキをスペインに敬意を払ってスペインのパン=パンディスパーニャ(pan di Spagna)と呼んでいるんだそう。

そのまま食べても充分甘いケーキですが、チョコレートを湯煎で溶かしたものを表面に塗って食べたり、ふわふわの生クリームをつけたりして食べるのもおいしいんだそうですよ。

イタリアの伝統的な朝食料理、フォカッチャとジャム

フォカッチャは、イタリアのパンの一種で、オリーブオイルやハーブが入ったものが一般的です。イタリアの朝食では、フォカッチャにジャムをたっぷり塗って食べます。

特に南部の地域では、この組み合わせが非常に人気があります。フォカッチャには、刻んだトマトやモッツァレラチーズ、生ハム、サルシッチャなどをトッピングして、サンドイッチ風に食べることもあります。

サルシッチャ(Salsicca)とは、イタリア語で「腸詰め」という意味で、加熱していない生ソーセージのこと。挟んで焼いたり、記事に混ぜ込んで作っても、程よい塩気がおいしく仕上がりますよ。

イタリアの朝ごはんといえばコレ!パネットーネ

パネットーネは、クリスマスに欠かせない伝統的なケーキ。パンをベースにして、ドライフルーツやナッツなどを混ぜ込み、甘く焼き上げたスイーツで、クリスマスが終わると一斉に安売りがスタート!安く買って朝ごはん用になるんだとか。

イタリアの朝食では、パネットーネをトーストしたり、スライスして食べたりすることが一般的です。また、パネットーネをフレンチトーストのようにして、卵液に浸して焼いたり、溶かしたチョコレートやジャムをかけたりすることもあります。

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朝からビタミンチャージ!イタリアのジュースメニューをご紹介

イタリアのジュースメニューには、フレッシュフルーツを使ったジュースやスムージーが人気です。代表的なものを以下にご紹介します。

イタリアの朝食に欠かせないジュースとは?

「イタリアの朝は1杯のレモンジュースから」と言われるくらい、ジュースはイタリアの朝食に欠かせないアイテムです。ほかにも、ブラッドオレンジジュースやグレープフルーツジュースなど、野菜や果物を組み合わせたジュースがイタリアでは人気です。

ヘルシー志向にぴったり!イタリアで人気の野菜ジュース

サンドイッチやパンと一緒に野菜ジュースを楽しむ人も多いです。人気の野菜ジュースは、キャロットジュースやシシリア産の血色野菜、ケール、スピナッチなどを使い、栄養価豊富でヘルシーなものが好まれます。

イタリア版野菜ジュースの「ACE」には、ビタミンC、カロテン、フラボノイドなどが豊富に含まれていて、美肌や視力向上、抗酸化作用などの効果が期待されています。味はやや薄いオレンジジュースのような風味です。

健康志向の食品は、イタリアでも注目されており、大手スーパーマーケットチェーンや飲食店でもよく見かけます。食生活が欧米化している現代社会において、ACEのような栄養たっぷりかつヘルシーなものを、意識的に取り入れる人も増えているようです。

果物の宝庫イタリア!季節に合わせたフレッシュなフルーツジュース

生絞りジュースのことをイタリアでは「Spremuta」と呼んでいます。果物をそのままかじっているような濃厚さと粒感に思わず笑みがこぼれること間違いなしです!

イタリアのオレンジジュースは、ブラッドオレンジとも言われる、真っ赤なオレンジジュースが主流。通常のオレンジジュースよりも味わいがしっかりとしており、さっぱりとした甘さが特徴です。

ちなみに、イタリア女子は、カップ1杯のお湯に、レモン半分のしぼり汁を加えて飲む「レモン白湯」で朝をスタートするんだそう。好みではちみつを少し入れてもいいそうですよ。

オリーブオイルを使ったヘルシージュース

イタリアのオリーブオイルは、世界的にも有名で高品質なものが多いのが特徴。良質なバージンオリーブオイルはさらっとしていて、オリーブオイルだけでそのまま飲めてしまうんだとか。オリーブ100%の果実ジュースと言われることもあるくらいなんですよ。

そんなオリーブオイルを使ったヘルシージュースは、身体に必要なビタミンや栄養素を効果的に摂取できる上に、美肌効果やダイエット効果にも期待ができます。

バナナ、イタリアンパセリ、アボカドなどをミキサーしたスムージーや野菜ジュースに、小さじ1杯程度加えると野菜にオリーブの風味が加わって、まろやかに飲みやすくなります。

朝から元気になれる!ヨーガジュース

果肉入りでとろみ感があるヨーガのフルーツジュースは、イタリアでは「フルーツドリンクと言えばヨーガ」と認識されているくらいの国民的なドリンクです。1946年にイタリア初の瓶入りフルーツジュースとして登場しました。

オレンジや青リンゴ、洋ナシ、パイナップル、ブルーベリー、バナナなどの定番のほか、アプリコットやブラッドオレンジ、ピーチ&マンゴーなど、種類もとても豊富です。ヨーガのジュースとコルネットは、子どもたちも大好きな朝ごはんだそうですよ。

イタリアの美味しい朝食で充実した朝を過ごそう

イタリアの朝食の代表的な料理について紹介しましたが、他にも地域によって様々な朝食があります。イタリア旅行の際は、現地で地元の朝食をぜひ試してみてください。


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