導入実績一覧へ
大手製造業売上規模1,000億円以上製造・生産技術部門

設備保全ナレッジのRAGエージェントを本番化

数十年分の保全記録・技術文書から、トラブル時に対処手順と過去事例を提示するAIエージェント。熟練者の暗黙知が引き出せず止まりがちなPoCを、専門用語と現場表現の橋渡しを作り込んで本番化した。

🎯背景・課題

熟練保全員の退職で技術継承が課題。膨大な保全記録はあるが、トラブル時に必要な情報へ素早くたどり着けなかった。

直面していた課題

  • 熟練者の暗黙知・対処ノウハウが継承されない
  • 保全記録・図面・技術文書が分散し検索性が低い
  • 現場の表現と文書上の専門用語が一致せず検索が当たらない
  • 工場ネットワークの制約でクラウド利用に制限

💡Wizitのアプローチ

現場が実際に使う言い回しから、文書中の専門用語へ橋渡しできる検索を作り込み。トラブル事例には必ず対処手順と出典を併記した。

進め方の詳細

  • Phase1: 過去のトラブル問い合わせから評価セットを作成し、検索ヒット精度を改善
  • Phase1: 用語辞書・同義語を整備し、現場表現でも当たる検索に作り込み
  • Phase2: 工場ネットワーク要件に合わせた構成で情報システム審査を通過
  • Phase4: 保全部門が記録を追加・改善できるよう運用を内製化

主な技術・仕組み

  • 🔧保全記録・技術文書のRAG
  • 🔧現場用語⇔専門用語の同義語辞書
  • 🔧対処手順・出典の併記
  • 🔧オンプレ/制約環境に対応した構成

🧩この事例の仕組み

現場の言葉を技術文書の用語へ橋渡しし、必要な対処手順に届かせます。

現場の言葉🔁同義語辞書技術文書の用語「異音がする」異常振動・打音「効かない」制動力低下「止まった」稼働停止・トリップ

🗝️ 本番化の決め手

  • 現場用語⇔専門用語の同義語辞書を地道に整備
  • 対処手順には必ず出典(保全記録・図面)を併記
  • 工場ネットワークのセキュリティ制約に合わせた構成

🔬 PoC死をどう回避したか

文書検索のPoCは動いた。だが現場の言い方では全く当たらない。同義語・用語辞書を地道に作り込み、「現場の言葉」で必要な手順に届く状態にしたのが本番化の決め手だった。

🔒 ガバナンスをどう突破したか

工場ネットワークのセキュリティ制約に合わせた構成を採用し、情報システム部門の審査を通過。データの持ち出し制限を満たした。

文書はあるのに使えなかった。現場の言葉で引けるようになって、若手が自分で過去事例を調べ始めたのが大きい。
生産技術部門 課長

📈成果

トラブル時の情報到達時間

Before

基準値

After

短縮

過去事例へ即時アクセス
熟練者への都度確認

Before

多数

After

減少

若手の自己解決が増加
検索ヒット率

Before

PoC時は不十分

After

実用水準

用語橋渡しで改善

定性的な変化

  • 退職予定の熟練者ノウハウが、引き出せる形で蓄積され始めた
  • 若手が自分で過去事例を調べて対処できるようになった
  • 「文書はあるのに使えない」状態から脱却した

🗓️ タイムライン

Phase1 出力の作り込み: 約3ヶ月 → Phase2 本番(制約環境対応) → Phase4 内製化(運用中)

🚀 その後の横展開

他工場・他ラインへの横展開を進行中。

※ 守秘義務により、クライアント名および特定につながる固有情報は伏せています。

同じような課題、ありませんか?

止まっているPoCが本番化できるか、最短で見極めます。

相談する
設備保全ナレッジのRAGエージェントを本番化 | 導入実績 | 株式会社Wizit