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大手金融機関売上規模5,000億円以上情報システム部門
社内規程・コンプラ照会AIエージェントを業務に定着
膨大な社内規程・通達・コンプラFAQから、行員の照会に根拠付きで回答するAIエージェント。誤回答がコンプラ違反に直結する領域のため、出典限定と監査要件を徹底して業務に定着させた。
背景・課題
規程・通達が頻繁に更新され、行員が最新の正しいルールを確認しきれない。コンプラ部門への照会が集中していた。
直面していた課題
- •規程・通達が膨大かつ頻繁に改定され、最新版の確認が困難
- •誤った解釈がコンプライアンス違反に直結
- •コンプラ部門への照会対応の負荷が高い
- •金融機関として極めて厳格なセキュリティ・監査要件
Wizitのアプローチ
誤回答が許されない領域のため、回答は必ず最新の承認済み規程に紐づけ、出典のない回答は出させない設計を最優先で作り込んだ。
導入までの進め方
01出力の作り込み
02セキュリティ審査
業務に定着
03定期点検・投資対効果
04内製化
進め方の詳細
- ▸Phase1: 照会ログから評価セットを作成し、規程解釈の誤りを重点的に修正
- ▸Phase1: 検索対象を最新の承認済み規程に限定、回答に条文・出典を必須化
- ▸Phase2: 金融機関の監査・セキュリティ要件(アクセス制御・監査証跡・データ管理)を満たす運用環境の構成を設計し審査を通過
- ▸Phase3: 規程改定に追従する更新フローと定期点検を整備
主な技術・仕組み
- 承認済み規程限定のRAG(最新版優先)
- 条文・出典の必須提示
- 厳格なアクセス制御・監査証跡
- 規程改定追従の更新フロー
この事例の仕組み
最新の承認済み規程だけを根拠に回答し、すべてを監査証跡に残します。
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監査要件への対応
根拠
回答に条文・出典を必須提示
証跡
誰が・何を・どの根拠で回答したかを記録
権限
最小権限のアクセス制御
試作止まりをどう避けたか
試作の一問一答は動いた。定着の壁は「もっともらしい誤った解釈」。出典に紐づかない回答を排除し、評価セットで解釈の誤りを潰し切る作り込みが定着の条件だった。
セキュリティ・ガバナンスへの対応
金融機関の極めて厳格な監査・セキュリティ要件に対し、アクセス制御・監査証跡・データ管理を運用環境の構成として設計。コンプラ・監査部門の審査を通過してリリースした。
成果
| 項目 | 導入後の状態 |
|---|---|
| コンプラ部門への照会 | 行員の自己解決が増加 |
| 規程確認の所要時間 | 根拠付きで即時回答 |
| 回答の根拠提示 | 監査説明性を確保 |
※ 数値は守秘のため記載していません。代表と参画メンバーがこれまでに携わった、大手企業の AI 導入プロジェクトの件数です。企業名は守秘のため伏せています。
定性的な変化
- 行員が最新の正しいルールに、根拠とともに即アクセスできるようになった
- コンプラ部門が個別照会対応から、より重要な統制業務にシフト
- 厳格な監査要件を満たすAI活用の前例ができ、社内展開の土台になった
タイムライン
Phase1 出力の作り込み: 約3ヶ月 → Phase2 セキュリティ審査・導入: 約3ヶ月 → Phase3 定期点検(運用中)
その後の横展開
他部門の規程・手続き照会へ慎重に横展開中。
※ 守秘義務により、クライアント名および特定につながる固有情報は伏せています。