これから台湾への渡航を予定・検討している人は、台湾の物価が気になるのではないでしょうか。台湾の物価は日本よりも安いといわれていますが、世界中で物価高騰が起こっているため、大まかな物価を把握したいと思う人は多いでしょう。
そこで本記事では、台湾のレートや新型コロナウイルスやさまざまな世界情勢における物価の変動など、台湾の物価について詳しく解説します。台湾への渡航を予定・検討している人はぜひ参考にしてください。
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台湾のレートと物価の概要
台湾の通貨は「元」です。中国の「元」とはまったく違うので、中国と台湾でお互いの通貨を使用することはできません。台湾元は、「ニュー台湾ドル(NT$)」や「台湾ドル(NTD)」と表記されることがあります。これらは表記は違いますが意味合いやレートは同じです。
気になる台湾のレートですが、2023年5月22日時点で、「1元=4.5円」となっています。レートは毎日変動するので、渡航する時期のレートを確認してください。
台湾の物価は上昇傾向にありますが、それでも日本よりが安いといわれています。ただし、すべての物が安いというわけではなく、日本よりも安く買えるもの、さほど変わらないものなど品によって異なるようです。
台湾の物価における新型コロナウイルスの影響
欧米などと比較すると台湾の物価は安いと考えてよいですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、台湾の物価も上昇傾向にあります。
今までの「台湾は物価が安い!」というイメージを持っている人は、これから台湾に渡航した際には「思ったほど物価が安くない…」と感じるかもしれません。また日本と同じように、新型コロナウイルスの影響によって閉店してしまったお店もたくさんあります。
台湾はコロナ禍当初は安定した経済を確保しているといわれていましたが、やはり長引いたパンデミックにより、厳しい経済状況となっているようです。
台湾の物価を日本と比較
それでは、台湾の物価は日本と比較するとどのような価格設定となっているのでしょうか?渡航中に多く利用されると思われる、食事や交通費などと比較してみましょう。
飲み物や食べ物
スーパーは店によって価格帯の違いが大きいため、ここでは台湾のコンビニで購入できる飲み物や食べ物の価格を取り上げています。
コーラ | 29元(約130円) | ポテトチップス | 25元(約112円) |
ミネラルウォーター | 40元(約180円) | おにぎり | 25元(約112円) |
牛乳 | 71元(約319円) | サンドイッチ | 25元(約112円) |
缶コーヒー | 30元(約135円) | シュークリーム | 25元(約112円) |
近年、日本のコンビニは価格帯が下がり、スーパーと変わらない価格で購入できる商品が増えています。コーラにおいては日本のコンビニも台湾のコンビニも同じ価格帯ですが、牛乳は日本よりも高いのではないでしょうか。
ただし、おにぎりとサンドイッチで比較した場合、おにぎりの価格は日本と変わりませんが、サンドイッチは日本よりも安い印象です。
レストランでの食事
日本でもさまざまなレストランがあるように、台湾にもいろいろなタイプのレストランがあります。台湾は日本よりも外食文化が進んでいるため、外食と一括りにすると日本よりも安価でおいしい食事を食べられるところが多いようです。
台湾ならではの屋台ごはんについては後述するとして、ランチはカジュアルなお店であれば100元(約450円)ほどで食べられるところがたくさんあります。台湾の代表的な飲み物「タピオカミルクティー」を合わせても、300元(約900円)ほどでランチを取ることができます。きちんとしたレストランでランチをする場合は、1人あたり300元(約1,350円)ほど見ておくとよいでしょう。
夜はサービス料がかかるお店もあるので、平均すると1人あたり500元(約2,250円)ほど見ておきましょう。高級レストランになると、1人あたり100元(約4,500円)を超えるお店もあります。
カフェでの食事
カフェといっても、スタバのようなチェーン系の手軽なカフェや、きちんとした食事ができるカフェなど、さまざまなタイプがあります。スタバ以外にも広くチェーン展開されているカフェが多く、いずれも日本よりも割安な印象です。
デパートの中に入っているようなカフェだと、コーヒー1杯が120〜180元(約540〜810円)ほどなので、日本と同じくらいの価格になります。台湾でチェーン展開されているコーヒーショップでは、コーヒー1杯が50元(約225円)ほどなので、日本よりも割安ですね。
ケーキやスコーンなども同じ区く50元ほどで食べられるので、手軽にお茶ができます。
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マクドナルドでの食事
マクドナルドは世界の物価を比較する上で価格帯を用いることが多いですね。台湾のマクドナルドは日本よりも少し割安という印象です。
ビッグマック単品 | 75元(約337円) | ビッグマックセット | 140元(約630円) |
フィレオフィッシュ単品 | 49元(約220円) | フィレオフィッシュセット | 114元(約513円) |
チキンマックナゲット(6ピース) | 64元(約288円) | チキンマックナゲットセット(6ピース) | 129元(約580円) |
表にある「セット」は、台湾だとAセット、Bセット、とFセットまで展開されています。表の価格はAセットで、商品にMサイズのドリンクとポテトがセットになっている価格です。台湾には日本にはないメニューもいろいろあるようなので、滞在中に試してみるのもよいかもしれません。
電車代
台湾にはMRTと呼ばれるメトロがあります。料金は乗車区間によって変わりますが、片道切符で20〜65元(約90〜292円)ほどです。1日乗車券もあるので、移動が多い日は1日乗車券を購入するほうがお得になるほか、切符の購入を気にせずに移動できます。
台北メトロパスと呼ばれる乗り放題の乗車券は、24時間乗り放題パス で180元(約810円)で1日乗り放題です。区間の違いはありますが、東京メトロの1日乗車券は大人が600円なので、台湾のほうが1日乗車券の価格だけで考えると割高になります。
悠遊カードと呼ばれる日本のSuicaのようなカードもあるので、チャージをして利用する人も多くいます。悠遊カードは鉄道によって割引が入るので、お得に利用できます。
タクシー代
台湾の移動手段として、タクシーはとてもメジャーです。あちこちにタクシーが走っているので、簡単につかまえて乗ることができます。初乗りは85元(約382円)なので、日本よりも割安ですね。
台北内の移動であれば、100〜200元でだいたい移動できるので、タクシーをすぐに見つけられれば時間や手間などを考えるとメトロやバスを利用するよりも効率的です。特に観光旅行の場合、少しでも時間を節約して移動したい人が多いはずなので、タクシーを積極的に活用してみましょう。
ホテル
ホテルの宿泊費は、日本と大きく変わらない印象です。高級ホテルは1泊8,000元(約36,000円)ほど、日本人の宿泊客が多いビジネスホテルは1泊2,800元(約12,600円)ほどで泊まれます。
格安ホテルの場合、1泊2,000元(9,000円)ほどで泊まれるところもありますが、部屋が狭い、シャワーのみの設置となっているなどといったホテルが多いようです。
台湾といえば屋台!屋台料理の価格
台湾といえば屋台ごはん。さまざまなメニューを屋台で安価に食べることができ、しかもおいしいことから、現地の人はもちろん観光客からも人気があります。
以下は、台湾の屋台で人気のある代表的なメニューとその価格です。
魯肉飯 | 50元(約225円) | 小籠包 | 200元(約900円) |
牡蠣オムレツ | 60元(約270円) | 台湾ホットドッグ | 50元(約225円) |
豆花 | 40元(約180円) | タピオカミルクティー | 50元(225約円) |
※価格は平均です。詳細な価格は屋台によって異なります。
表を見てわかるように、どのメニューもかなり安価なので、1,000円もあればお腹いっぱい食べられます。いろいろなメニューを頼んで同行者とシェアするのも楽しそうです。
その他台湾のおすすめやお土産費用など
旅行の場合はお土産を買って帰る人は多いでしょう。台湾の名物を買う、アクティビティを楽しむなど、台湾滞在をより満喫するためには、どのくらいの費用が必要でしょうか?
台湾名物
台湾名物といえば「パイナップルケーキ」。台湾に行ったことがない人でも、お土産でもらって1度は食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
パイナップルケーキの相場は、1個30〜40元(約135〜180円)です。高いもので50元(約225円)ほどで、それぞれ数個入りで1箱として売られているものもあります。数多くのブランドがありますので、いろいろなものを試して口に合うパイナップルケーキを見つけましょう。
そのほか、台湾は先にも挙げている小籠包や魯肉飯などの名物料理がたくさんあります。屋台で食すのもよいですし、鼎泰豊などのレストランで小籠包を食べるのもおすすめです。
アクティビティ
台湾に行ったら、観光地や名物スポットを回るのも旅の楽しみのひとつです。展望台や博物館など、さまざまな観光スポットがあります。
代表的な観光スポットの利用料金を、以下の表にまとめました。
台北101展望台 | 600元(約2,700円) |
国立故宮博物院 | 350元(約1,575円) |
台北市立動物園 | 60元(約270円) |
足裏マッサージ | 500元(約2,250円) |
龍山寺や国立中正紀念堂、忠烈祠など、無料で入場できる観光スポットもたくさんあります。また、街歩きの楽しい場所でもあるので、無料のスポット巡りで節約しながら旅を満喫することもできますよ。
お土産費用
お土産の費用は、何人にどんなものを購入するかによっても変わってきますが、5,000円くらいから人数に合わせて予算を組んでおくとよいでしょう。会社の人に配るお菓子をたくさん買わなければならないときは、それに応じた予算が必要になります。
台湾のお土産でおすすめなのは、先に挙げたパイナップルケーキのほかシノワ雑貨が人気です。色鮮やかな光沢のある記事で作られた雑貨で、コースターが80元(約360円)、シルクカバーのノートが280元(約1,260円)などで購入できます。300元以上(約1,350円)の予算を見ておけば、素敵な雑貨を購入できるのでおすすめです。
そのほか、台湾茶も人気のお土産のひとつ。台湾はお茶の名産地でもあり、烏龍茶やジャスミン茶、紅茶など、さまざまなおいしいお茶を買うことができます。お茶の種類や金額は本当にさまざまです。
こだわりなくおいしいお茶を飲めればOKということであれば、100gあたり200元(約900円)ほどのもので十分香りと味を楽しめます。100gあたり400元(約1,800円)ほどのお茶だと高級レベルに近づきます。
そのほか、スーパーで現地の洗剤やお菓子、雑貨などを購入してお土産にする人もいます。海外ならではのパッケージで、受け取った人も喜んでくれるでしょう。
台湾の物価を把握してより充実した滞在を!
台湾は安価でおいしい食事を楽しめるイメージが強く、実際に屋台での食事はさまざまな現地の名物メニューを手頃な価格で食べられます。また観光スポットもたくさんある上に、タクシー料金が安価なので効率的な移動が可能です。
台湾の物価をある程度把握しておくことで、「こんなにお金がかかるなんて…」と思うことなく安心して旅を楽しめます。ぜひ本記事の情報を参考に、より充実した台湾滞在を楽しんでください。
Wizitは海外に関する有益で最新の情報を発信中!また、グローバル人材を輩出・サポートするサービスも豊富に運営中!!まずは気軽に問い合わせてみよう。TiktokとInstagramもフォローしてね🎶海外に関する面白いコンテンツを高頻度に配信中!!
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