タイ旅行をお考えの方は、バンコクの降水量や気温の傾向を把握し、自分に合った時期を選ぶようにしましょう。
この記事では、バンコクの気候や旅行時の注意点をQ&A形式で解説します。
バンコクの基本情報は？
バンコクは、タイの首都であり、アジア最大の都市の一つ。タイで最も人口の多い都市でもあります。クルンテープとも呼ばれ、世界でも有数の観光地として人気があります。
人口は約1,000万人で、タイの政治、経済、文化の中心地であり、多くの観光客にも人気があります。美しい寺院や大きなショッピングセンター、美味しい食べ物やナイトライフなど、魅力的な要素がたくさんありますよ。
バンコクの平均気温
バンコクの気候は熱帯性気候で、温度は一年中高温で湿度が高いです。年間平均気温は約28℃で、最高気温は4月に40℃を超えることもあります。気温が高いため、慣れていない人は熱中症になる可能性もあるため、適度な水分補給が必要です。
平均最高・最低気温
参考：気象庁
バンコクの最高気温と最低気温は、季節によって変動します。以下はバンコクの最高気温と最低気温の平均です。
バンコクは、一年中暑いため、薄手の服装が必要です。また、エアコンの効いた場所へ移動することも多いかもしれませんので、羽織ものやストールなども持参しておくと良いでしょう。
バンコクの降水量
バンコクは、タイの中央部に位置しており、熱帯気候に属しています。そのため、年間を通じて高温多湿な気候が続きますが、雨季と乾季に分かれています。
バンコクの雨季は、5月から10月頃となります。この期間中は日中も雨が降ることが多く、特に9月から10月にかけては、短時間で豪雨になることもあります。これに対して、バンコクの乾季は、11月頃から翌年4月頃までとなり、晴れた日が多くなります。
しかし、バンコクの降水量は地域によって異なり、市内中心部や周辺地域においても異なる傾向があります。例えば、チャオプラヤ川沿いの市街地は、他の地域に比べて多くの雨が降り、雨季の期間中は洪水も起こりやすいのです。そのため、バンコクを訪れる際には、地域別の降水量や洪水情報なども事前に調べておくことが重要です。
タイ旅行に最適な気温・ベストシーズンは？
タイの気候は熱帯気候に属しており、年間を通じて暑さが続くため、旅行に最適な季節は個人差があるものの、気温が過度に高くない期間が多くなる11月から2月ごろとなります。
この時期は雨季が終わり、涼しく過ごしやすい気温となるため、多くの旅行者が訪れる時期となっています。また、そのために11月から2月の期間中は観光地が混雑するため、ホテルや施設なども事前に予約することがおすすめです。
一方、3月から5月にかけては乾季になり、猛暑を経験する可能性が高くなります。ただし、4月には元旦を祝う「ソンクラン」(水かけ祭り)が行われるため、タイに来る旅行者が一層増加します。
6月から10月にかけては雨季となり、バンコクをはじめとするタイ全土が雨雲に覆われることがあります。ただ、雨季は芽吹きの自然の美しさを楽しめるシーズンでもあります。この時期ならではの景色を見られますよ。
バンコクの気候は3つ
バンコクは、タイの首都であり、暑い気候が特徴です。一年のうちには、梅雨時期や涼しい時期、暑い時期など、3つの季節があります。それぞれの季節に合わせた服装や気温の特徴、おすすめの過ごし方について紹介します。
雨季（6月～10月）
バンコクの雨季は、6月から10月までの期間にあたります。この時期は、夕方から夜にかけてザーザーと降ることが多く、洪水が起こることもあります。湿度も高くなり、不快感を感じることがあるかもしれません。
雨季に旅行する際は、渋滞も考慮する必要があります。雨が降ると、道路が混雑することが多いため、余裕をもって移動することが大切です。
しかし、この時期には自然豊かなバンコクを楽しめる場所がたくさんあります。例えば、カオ・ヤイ国立公園では、森林の中でトレッキングを楽しんだり、滝や温泉などの自然の中でリフレッシュすることができます。
また、バンコク市内にも比較的新しい公園が多いので、自転車を借りて公園内を散策することもおすすめです。雨季の場合は、注意して滑りやすい路面にも注意しながら楽しむようにしましょう。
雨季のバンコクにおけるおすすめの服装
雨季のバンコクにおいては、蒸し暑いため、ドライな服装がおすすめです。軽くて動きやすい長袖シャツやパンツ等、蚊除け効果のある服装もおすすめですよ。
また、突然強いスコールが降り始めることがあるため、急に雨宿りをする必要が出てくるかもしれません。雨季中には道路が冠水する場合もあるため、撥水素材のサンダルや軽量の防水の靴を履くことをおすすめします。雨具や傘を持っておくことで、急な雨にも対応できます。
乾季（11月～2月）
バンコクの乾季は、11月から翌年の2月まで続き、気温が低くて過ごしやすいシーズンです。この期間は、バンコクを訪れる旅行客が一番多く、観光に適した時期と言えるでしょう。
乾季は、バンコクでの観光に適した時期と言えます。気温は平均的に25℃〜30℃程度で、夜は16℃〜20℃程度まで下がります。気温が低く、過ごしやすいため、長時間の観光も楽しめるでしょう。
ワット・ポー、ワット・アルン、ワット・プラケオなどの有名な寺院や、グランドパレス、ジム・トンプソンの家などの観光地があります。また、チャオプラヤー川を船でクルーズすることもおすすめです。服装にも気を配り、快適に観光を楽しんでください。
乾季のバンコクにおけるおすすめの服装
日中は暑さを感じるので、Tシャツやショートパンツ、短いスカートなど、軽い服装も必要です。ただし、宗教的な場所や公共の場所では肌を露出する服装は避けた方が良いでしょう。
冬場であるため、湿度も低く、乾燥した空気が流れています。乾季は昼と夜の寒暖差が大きいため、日中は暑さを感じますが、夜には肌寒く感じることも。そのため、上着を持ち歩くことが重要です。
また、バンコクは日光が強いため、日焼け止めや帽子も持参すると良いでしょう。
暑季（3月～5月）
バンコクの暑季は、年間を通じて最も暑い時期です。気温は40度近くに達することがあり、湿度も高く非常にジメジメしています。この時期は、気温が高く湿気が多いため、長時間の外出は避けた方が良いでしょう。
太陽が強いため、日焼けや熱中症になる可能性が高くなります。適切な対策を取る必要があります。
バンコクの暑季には、屋内施設や涼しい場所での過ごし方がおすすめです。例えば、ショッピングセンターやスパ、ミュージアムなどがおすすめ。日中は適度な休憩を取り、十分な水分補給を心がけることが大切です。
暑さを避けるために、室内の涼しい場所に行ったり、早朝や夕方以降に観光しましょう。バンコク市内には空調完備のカフェやレストランも多数あり、ゆっくりとした時間を過ごすことができますよ。
暑季のバンコクにおけるおすすめの服装
バンコクの暑季には、軽量かつ透湿性の高い服装を選ぶのがおすすめです。天然素材で作られた服や通気性の良い服を選ぶのがベスト。綿素材やレーヨン素材など、吸湿性の高い素材を選びましょう。
また、長袖の服を着て、直射日光を避けることも大切です。紫外線対策として、日焼け止めクリームや帽子、日傘を持っていると快適に過ごせます。サングラスなども必要です。アイスパックの入っているネッククーラー等を使うと快適に過ごせるでしょう。
夜間は、温度が下がるため、軽量のカーディガンやジャケットを持参しておくと便利です。
バンコクの気候についてよくある疑問
バンコクは、タイの首都であり、東南アジアの都市の中でも人気が高い観光地のひとつです。しかし、油断して気候についても考えないと、滞在中に体調を崩す可能性があります。そこで、バンコクの気候についてよくある疑問について解説します。
年間を通して夏の服装でOK？
バンコクの気候は、熱帯モンスーン気候に分類されます。すなわち、一年を通して気温が高く、一年中降雨があります。年間平均気温は30℃以上で、気温が40℃近くになることも珍しくありません。そのため、短パンやTシャツなど夏に着る服装で大丈夫です。
バンコクの服装アドバイス
バンコクの気候は、一年を通して非常に暑く、湿度も高いです。降雨量も多く、蒸し暑さが続くため、快適に過ごすためには、さまざまなシーンに応じた服装を用意することが大切です。
外は暑いですが、公共交通機関や建物の中、レストランやショッピングモールなどは冷房が効いています。長袖シャツやカーディガンを用意しておいたほうがいいでしょう。また、夜には寒く感じることもあるため、軽めのアウターだけでも持っていくことをお勧めします。
最低気温の場合の服装
バンコクの最低気温は、20℃程度となりますので、厚手の服は不要です。風通しの良い素材の薄手の服装でOKです。
色の選び方にも注目しましょう。白や淡い色は、太陽光を反射して涼しく感じる効果があります。一方、黒色や濃い色は、太陽光を吸収して熱くなりやすく、暑さが増す原因になります。また、柄物や配色も、明るく爽やかなものを選ぶと、気分もリフレッシュできます。
ただ、夜は少し肌寒く感じることもあります。冬の夜や早朝には、15℃〜20℃となることもあるため、薄手のジャケットや長袖のシャツ、セーターなどを用意しておくことをおすすめします。
最高気温の場合の服装
バンコクの最高気温は40℃程度となります。このような気温の中で過ごすには、軽くて通気性のある服装が重要です。コットン素材のシャツは、体温調節効果があり、涼しく快適な着心地を提供してくれます。また、半袖や短パンでも、暑さを和らげることができます。
ただし、短パンやスカート、タンクトップやビキニなど、肌の露出が多すぎる場合、現地の人たちから不快に思われることがあります。薄手の長袖シャツや薄手のジャケット、長ズボンなどを着用することをおすすめします。
ポリエステルやナイロン素材は速乾性が高く、汗をかいてもすぐに乾くため、快適な着心地を提供してくれます。また、日傘や帽子、サングラスといった、日差しを遮るアイテムを持っていくことも大切です。
スコール対策は必要？
バンコクは、熱帯モンスーン気候に分類されます。そのため、雨季にはスコールが頻繁に発生します。スコールとは、短時間で激しい雨が降る現象を指します。バンコクでは、雨季にスコールに遭遇することがよくあります。
スコールに遭遇する可能性がある時期に旅行するなら、スコール対策が必要です。スコール時には、強風や落雷に注意しなければいけません。また、スコールが降り出したらビルの軒下に避難したり、建物内に避難するようにしましょう。
スコール対策として傘やレインコート、ドライバッグや防水ケースなども準備すると安心。気温が下がるため長袖の衣服や傘も準備しておきましょう。
紫外線対策は徹底するべき？
バンコクは、熱帯気候に属するため、年間を通じて紫外線が強い環境にあります。特に、暑季には、紫外線の強さがピークとなります。紫外線による皮膚がんや、シミ、シワなどのトラブルを防ぐためには、日焼け止めクリームの使用が必要です。
また、日焼け止めクリーム以外にも、帽子やサングラス、長袖の軽い着物や帽子も着用するように心がけましょう。特に小さなお子様をお連れの方は、紫外線対策を徹底することが望ましいです。
準備しておくべきアイテムは？
バンコクは年間を通して気温が高いため、軽装で過ごすことができますが、長期滞在をする場合には日焼け止めや虫よけスプレーが必要です。
また、街中ではエアコンが効いたビル内やショッピングモールなどにも立ち寄ることが多いため、羽織るものも準備しておくと便利です。突然のスコールに備えて、携帯のカバーと傘も準備しましょう。
バンコクの旅は乾季がおすすめ
バンコクは、年間を通して暑い気候が続いていますが、天候は季節によって異なります。バンコクの気候は、基本的に乾季、暑季、雨季の3つに分けられます。
乾季は、11月から2月までの期間で、比較的涼しく過ごしやすい時期となります。暑季は、3月から5月までの期間で、非常に暑くて湿度が高い時期となります。雨季は、6月から10月までの期間で、急な豪雨が降ることもあります。観光客にとっては、乾季が最も快適な時期とされています。
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