台湾の物価は「日本より少し安い〜ほぼ同じ」まで上昇傾向ですが、食と交通のコスパは依然高いです。2025年の最新相場を、台北・台中・高雄のエリア差や節約術とともに整理しました。
台北の街並み
1. 全体感(2025年の目安)
- 体感は日本の0.7〜0.9倍。高級ホテル・カフェは日本並み、夜市やローカル食堂はまだ格安。
- 円安の影響があるため、クレカの為替レートと現金両替を比較しながら使い分けるのがおすすめ。
2. カテゴリ別のリアル相場
食費
- 夜市グルメ: 魯肉飯30〜50元、鶏排80〜100元、タピオカミルクティー50〜70元
- ローカル食堂: 牛肉麺150〜200元、ビール60〜90元
- カフェ/レストラン: コーヒー120〜150元、人気店の小籠包は日本よりやや安い程度
夜市グルメ
交通費
- MRT初乗り: 20元前後、バス15元区間も多い
- タクシー初乗り: 85元前後。グループなら割安
- 高鉄(新幹線): 台北〜高雄 約1,500元(日本の半額程度)
宿泊費
- ホステル: 700〜1,200元
- 中級ホテル: 2,500〜4,500元
- ハイエンド: 6,000元〜(台北中心部は高め)
3. エリア別の違い
- 台北: 宿とカフェは高め。夜市とMRTで食と移動は安く抑えられる。
- 台中: 物価はやや安い。観光移動はバスが多く、YouBikeが便利。
- 高雄: 宿と食が比較的安い。MRTとフェリーで移動もお得。
4. 節約の実践ワザ
- 悠遊カード(EasyCard): MRT割引+コンビニやYouBikeでも使える必需品。
- 夜市活用: 食事は夜市で1,000円以下に収まる。列の長い店は味の目安。
- ドリンクスタンド: 50嵐などのチェーンで大容量かつ安価。水分補給はこれで。
- 水は購入が基本: 水道水は飲用推奨されない。コンビニの大ボトルをホテルで常備。
高雄のMRTとフェリー
5. モデル予算(1日あたりの目安)
- 節約派: 食800元 + 交通100元 + カフェ/スイーツ100元 → 約1,000元(約4,700円)
- バランス派: 食1,200元 + 交通150元 + カフェ/スイーツ200元 + マッサージ600元 → 約2,150元(約10,000円)
- リッチ派: レストラン・タクシー多用+高級ホテルで 4,000元〜
6. よくある質問(FAQ)
- Q: 現金はどのくらい必要? → 夜市・屋台用に1,000〜2,000元あると安心。その他はタッチ決済でOK。
- Q: チップ文化は? → 基本なし。マッサージで良かったら少額渡す程度。
- Q: 両替はどこが良い? → 空港より市内銀行・両替所の方がレートが良いことが多い。クレカの海外キャッシングも選択肢。
まとめ
2025年の台湾は「激安」ではなくなりつつありますが、夜市グルメと公共交通のおかげで、まだまだコスパ良く楽しめます。予算に合わせてエリアを選び、悠遊カードと夜市を使いこなせば失敗なし。具体的なプランや両替・SIMの相談もお気軽にどうぞ。