ロンドン名物のブラックキャブ(ハックニーキャリッジ)は、2025年も安全で信頼できる移動手段。配車アプリやコンタクトレス決済が一般化し、使い勝手が向上しています。乗り方、料金の目安、チップ、アプリ、安全対策をまとめました。
ロンドンのブラックキャブ
1. ブラックキャブの特徴
- ドライバーは「The Knowledge」を修了したプロ。道に精通し、遠回りの心配が少ない。
- 6人乗りも多く、車いす・大型荷物に優しい設計。
- 現金/カード/コンタクトレス(タッチ決済)対応が標準。
2. 料金の目安(2025年)
- 初乗り(Flagfall): 約£3.0〜£3.2
- 以降は時間・距離併用メーター。中心部で10分/2マイル程度なら£10前後が目安。
- サーチャージ: クリスマス・深夜・シティ空港発など一部追加あり。
- ヒースロー→市内の定額タクシーは基本なし(渋滞で変動)。コスト重視ならエリザベス線/ピカデリー線、時短ならHeathrow Express。
ロンドンの街並みとタクシー
3. 乗り方
- 流しを捕まえる: 屋根の「TAXI」ランプ点灯=空車。手を上げて合図。
- タクシーランク: 駅・ホテル・観光地に整列レーンあり。列に並ぶだけでOK。
- 配車アプリ: Free Now/Blacklane/Gettで公式ブラックキャブを呼べる。到着時刻と車両を確認できて安心。
4. チップと支払い
- チップは必須ではないが、端数切り上げや5〜10%程度が慣例。大きな荷物を手伝ってもらったら少し上乗せ。
- カード/コンタクトレスで支払う際は、端末でチップ額を選択可能。現金ももちろん可。
5. 安全とマナー
- 公式ブラックキャブを利用(ライセンス表示とメーターあり)。無許可ミニキャブは避ける。
- 乗車前に行き先を伝え、ざっくり料金目安を聞いておくと安心。
- シートベルト着用。荷物は足元かトランクスペースに。
6. 配車アプリの比較
- Free Now: 正規ブラックキャブ/PHVを呼べる。到着が早い。
- Gett: ブラックキャブ特化。ビジネスユーザも多い。
- Uber/Bolt: 一般PHV。料金表示が事前にわかり、郊外移動に便利。
7. いつタクシーを使うべきか
- 夜遅い帰路、荷物が多いとき、雨天でバス/チューブが混むとき。
- 早朝便/深夜便で空港アクセスする場合(安全優先)。
8. よくある質問(FAQ)
- Q: チャイルドシートは? → 基本自前。事前にアプリで「チャイルドシート可」を選べる場合も。
- Q: 現金は必要? → なくても多くはカードでOK。チップ用に£5〜10小銭があると安心。
- Q: 途中で経由地は頼める? → もちろん可。メーターで加算されるだけ。
まとめ
ブラックキャブは安心・快適・支払いもタッチで楽々。短距離はバス/チューブ、荷物が多い夜間はタクシーと使い分けるのがロンドン流です。到着時間に余裕がないときや安全を優先したいときは迷わず活用しましょう。