【2025年版】イタリアの朝食完全ガイド|定番メニュー、地域差、バールの頼み方と予算感
MEDIA一覧に戻る
海外情報2025.01.0512分

【2025年版】イタリアの朝食完全ガイド|定番メニュー、地域差、バールの頼み方と予算感

イタリアの朝は「軽く甘く」が基本。立ち飲みバールでカプチーノとコルネットをさっと楽しむのが日常です。2025年の物価感覚、地域ごとの名物、初めてでも戸惑わないオーダーの仕方、グルテンフリー/デカフェ対応までまとめました。

バールの朝食

バールの朝食

1. イタリア式朝食のキホン

  • 軽い+甘い: カプチーノやマキアートと、甘いペストリー(コルネット、ブリオッシュ)が定番。
  • 立ち飲み文化: バンコ(カウンター)だと着席より安い。急ぐ出勤前に2〜3分で済ませる人も多い。
  • 時間帯: 7:00〜10:00頃。遅い時間は選択肢が減るので早めが吉。

2. 定番メニューと予算(2025年目安)

  • カプチーノ: €1.4〜€2.2(バンコ)/席だと+€0.5〜1
  • エスプレッソ: €1.1〜€1.5
  • コルネット(Cornetto): €1.2〜€2.0(プレーン、クリーム、ピスタチオなど)
  • マリトッツォ: €2.5〜€4.0(ローマ名物の生クリームたっぷり)
  • カンノーリ(シチリア): €2.5〜€4.0
コルネットとカプチーノ

コルネットとカプチーノ

3. 地域別の朝食スタイル

  • 北部(ミラノ/トリノ): バターリッチなペストリーが多く、ビジネスマンが立ち寄るバールは回転が速い。
  • 中部(ローマ/フィレンツェ): マリトッツォやシンプルなブリオッシュ。観光客にも優しい英語メニューがある店が多い。
  • 南部(ナポリ/シチリア): 甘さしっかり&量もしっかり。グラニータ+ブリオッシュ(夏のシチリア)が名物。

4. バールでの頼み方・立ち回り

  • 入口近くでショーケースを見てメニューを決める
  • バンコで「Cappuccino e un cornetto, per favore.」と注文
  • 支払いを先か後かは店ごと。先払いの場合はレシートを渡して受取
  • 立ち飲みならそのままバンコで。席に座る場合はサービスポジションで追加料金に注意

5. 食事制限・こだわり派向け

  • デカフェ: 「Deca(デカ)」で通じる。デカフェエスプレッソ/カプチーノ対応が増加。
  • オーツ/アーモンドミルク: 大都市のバールやチェーンで対応。€0.3〜0.8の追加が一般的。
  • グルテンフリー: 専門ベーカリーか、ホテル朝食ビュッフェに頼るのが確実。
ナポリのバール

ナポリのバール

6. 朝食をもっと楽しむ小ネタ

  • 立ち飲みが安い: 価格表で「Banco」「Tavolo」が分かれている場合、Bancoが立ち飲み価格。
  • お釣りに注意: コインが多くなるので、細かい現金を準備するとスムーズ。
  • テイクアウト: 「Da asporto(持ち帰り)」でOK。紙カップ対応の店も増えている。

7. モーニング散歩のおすすめルート(例)

  • ローマ: カンポ・デ・フィオーリで朝市を見て→近くの老舗バールでカプチーノ
  • フィレンツェ: ドゥオーモ周辺は混むので、少し外れたサントスピリト広場周辺が穴場
  • ミラノ: ブレラ地区のバールでゆったり、午前のブレラ美術館へ

8. よくある質問(FAQ)

  • Q: 朝からピザやパニーニは変? → バール朝食では甘いものが基本だが、パニーニを出す店もあるので問題なし。
  • Q: チップは必要? → 不要。席料込みで提示される。立ち飲みならそのまま払えばOK。
  • Q: カプチーノは午前だけ? → ローカルルールとして午後のカプチーノは避ける人が多いが、観光客なら気にしなくて大丈夫。
ブリオッシュとエスプレッソ

ブリオッシュとエスプレッソ

まとめ

イタリアの朝食は、バールでサッと甘いものとカフェを楽しむシンプルな時間。価格帯とオーダーの流れさえ押さえれば、初めてでもすぐ慣れます。地域ごとの名物を試しつつ、旅の1日のスタートを軽やかに。おすすめバール選びや注文フレーズの簡易メモもお渡しできますので、気軽にご相談ください。