「海外で働くことに興味はあるけど、具体的に何をすればいいんだろう?」
「自分のやりたいことって、一体何なのだろう?」
将来への選択肢が広がる中で、自分だけの「軸」が見つからず、モヤモヤとした気持ちを抱えている学生は少なくないでしょう。
今回お話を伺った、大学4年生の安元さんも、かつてはそんな一人でした。
株式会社Wizitのグローバルキャリアカウンセリングは、彼女に何をもたらしたのか。漠然とした憧れが、長期的なキャリアプランへと変わるまでの半年間の軌跡、そしてタイでの経験から得た気づきについて、詳しく語っていただきました。
<インタビュー協力者>
安元彩夏さん: 実践女子大学 文学部 国文学科 4年。フロリダでの海外研修を経験し、グローバルなキャリアに関心を持つ。Wizitのグローバルキャリアカウンセリングに参加し、自己のキャリア観を深める。
漠然とした憧れと、動き出せない自分
――カウンセリングを受ける前の安元さんは、ご自身のキャリアについてどう考えていましたか?
安元さん:3年生の夏にフロリダへ行ってから、海外が身近なものになり、「グローバルな働き方もありなんだ」と気づいた時期でした。でも、「グローバルキャリアって具体的に何だろう?」という感じで、すごく漠然としていました。そこに向けて何をしたらいいのか、直接的な行動はもちろん、間接的に何をすべきかも分からなかった、というのが正直なところです。
求めていたのは「大学の外」からの客観的な視点
――なぜ、このキャリアカウンセリングに参加しようと思ったのですか?
安元さん:一番の理由は、海外(タイ)に住んでいる方がカウンセラーだったことに興味を惹かれたからです。海外の人とお話しをしてみたい気持ちが強くありました。
また、大学のキャリアセンターの方々には日頃からお世話になっていて、「安元さんは〇〇が強みだよね」など、自己分析もサポートしてくれるとてもありがたい存在なのですが、関係が近いからこそ「本当に第三者の客観的な視点なのかな?」と感じることもありました。
自分のことを全く知らない、大学外の方から話を聞くことで、新しい自分を発見できるのではないか、という期待がありました。
カウンセリングで見つけた「私だけの人生の羅針盤」
――1対1のカウンセリングで、特に「やってよかった」と思うことは何ですか?
安元さん:二つあります。一つは、Googleのスプレッドシートを使った「就活軸の洗い出し」です。自分が仕事に求める条件や価値観をリストアップして、それに優先順位をつけたことで、頭の中のモヤモヤが整理されました。教員と民間で迷っていた部分もあったので、自分が何を大切にしたいのかが明確になり、すごく役立ちましたね。
もう一つは「ビジョンボードの作成」です。就活軸の整理があったからこそ、10年後までの長期的なキャリアを前よりも明確に描くことができました。

――仕事だけでなく、人生全体の考え方にも変化があったと伺いました。
安元さん:はい。元々、社会人になったら仕事ばかりで、プライベートでやりたいことなんてないんじゃないか、と思っていました。でも、カウンセリングで自分の価値観を言語化したことで、「卒業後も学びたいこと」や「やりたいこと」が明確になったんです。
仕事と私生活をきっちり分けるのではなく、どちらも自分らしく楽しむ「キャリアハーモニー」という生き方があるんだと気づけて、休日の過ごし方までイメージできるようになりました。
タイでの出会いが教えてくれた「人生の豊かさ」
――タイでの海外渡航経験で、印象に残っていることはありますか?
安元さん:スラムを訪問したことが、人生観に大きな影響を与えました。「幸せの形は一つじゃないんだな」と実感し、他者を尊重する思いがより一層強くなりました。

また、現地の学生と交流したことも大きいです。これまで海外の同世代と関わる機会がなかったので、一緒にタイに渡航した友人が現地の学生と楽しそうに話すのを見て、「自分も将来、海外の友達が欲しいな」と強く思いました。この経験を通して、自分の人生における「海外」というキーワードの比重が、さらに増したと感じています。タイに行って、まだまだ自分の人生は楽しめそうだな、とワクワクしました。
「新卒が全てじゃない」未来への可能性が無限に広がった
――半年間のカウンセリング全体を通して、一番の変化は何でしたか?
安元さん:長期的な視点でキャリアを考えられるようになったことです。受ける前は卒業後のことしか見えていませんでしたが、10年後の自分を考えることで、「新卒のキャリアだけが、自分のこれからじゃないんだ」と思えるようになりました。自分にはいろんな可能性があるんだと気づけて、未来への期待感がすごく増えましたね。

――もし、カウンセリングを受けていなかったら?
安元さん:そもそも「海外赴任」という選択肢を考えていなかったと思いますし、社会人として働いている自分のイメージも全くついていなかったと思います。
迷っているあなたへ。「とりあえず、やってみようよ!」
――最後に、このカウンセリングへの参加を迷っている学生へ、先輩としてエールをお願いします。
安元さん:グローバルなキャリアを考えている人はもちろんですが、「将来何がしたいか正直わからない」という人にこそお勧めしたいです。「グローバル」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、海外に行くだけが全てではありません。「何か楽しいことがしたい」という漠然とした気持ちを持っている人なら、きっと面白い発見があるはずです。
もし目の前に迷っている人がいたら、私はいつも「とりあえず、やってみようよ!」って言います。やらないで後悔するより、やってみて「違ったな」と思う方が、自分のことをより深く知れて良いと思うんです。
このカウンセリングは、一人ひとりの状況に合わせて進めてくれるので、特別なポテンシャルは必要ありません。誰でも、やってみれば絶対に何かを得られるはずです。
編集後記 「グローバルキャリア」という漠然とした憧れを、Wizitのカウンセリングを通じて「私だけの人生の羅針盤」へと昇華させた安元さん。論理的な自己分析と、タイでの感性的な体験が掛け合わさることで、彼女の未来はより豊かで、可能性に満ちたものになりました。
「とりあえず、やってみようよ!」――彼女の力強い言葉は、最初の一歩が踏み出せずにいる、すべての学生の背中を押してくれるはずです。
Wizitのプログラムは、「第三者」の客観的な視点と10年後を見据えたキャリア設計を通じて、学生一人ひとりに「人生の羅針盤」を与えます。
新卒という枠を超え、学生が主体的に未来を描く力を育む支援について、ぜひ一度お問い合わせください。
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