シンガポールは、世界的に有名な観光地でもあり、多くの旅行者に人気があります。そんなシンガポールですが、物価が高いことでも有名です。ここでは、シンガポールの物価について詳しくご紹介します。
シンガポール旅行の基本情報
シンガポールは、東南アジアに位置する島国です。マレーシアとインドネシアと接しており、多様な文化が混在しています。
近代的な都市計画と機能的な公共交通機関が整備されているため、世界でも有数の観光地として人気を集めているのです。
シンガポールはどんな国?
シンガポールは、東洋のニューヨークとも言われるほど、近代的な都市が広がる国です。昼夜問わずに活気があり、印象的なスカイラインが広がっています。
また、マレーシア、中国、インド、マレーなど、多様な文化が混在しているため、食文化も非常に豊かで、多国籍料理が食べられます。
シンガポールの気候&ベストシーズン、安い時期は?
シンガポールは、一年中気温が高く、湿度も高い熱帯気候です。年間降水量が多く、雨季と乾季があります。湿度が高いため、気温が35℃でも暑さを感じることがないことが特徴。乾季は12月〜2月と6月〜8月で、雨季は3月〜5月と9月〜11月となっています。
観光客には、乾季がベストシーズンとされています。しかし、乾季は人気が高いため、ホテルや観光施設の料金が上がる傾向にあります。一方、雨季は観光客が少なく、ホテル料金も安くなるため、コスパを重視する旅行者にはおすすめです。
ただし、雨季のモンスーン期(11月〜1月)は短い雨が頻繁に降るため、1日中観光を楽しむことが難しいかもしれません。
シンガポールの物価は高い?
シンガポールはアジアの中でも、物価水準の高い国の一つとして知られています。実際に、シンガポールの物価は東南アジアの国々よりもかなり高めで、日本と比べても多少高くなっています。
しかし、食品や飲料、洋服など、様々なアイテムが揃っており、購入するものによっては日本よりも安い場合もあります。
シンガポールの通貨
シンガポールの通貨はシンガポールドル(SGD)です。1 SGDは約80~100円程度で、日本円に比べて高めのレートです。小さなお店や屋台では現金が主流となっていますが、シンガポール中心部では現金よりも電子マネーの使用も普及しているようです。
シンガポールのお金事情
シンガポールでは物価が高めであり、日本円で考えると割高感があるかもしれません。特に、宿泊費や高級ブランド品などは非常に高額です。
ただし、公共交通機関はリーズナブルで、観光スポット周辺の飲食店も手頃な価格で提供されています。安くて美味しいシンガポール料理を堪能してみるのもおすすめですよ。
シンガポール紙幣の種類
シンガポールドルの紙幣は、2、5、10、50、100、1000ドルの6種類があります。それぞれ、色や大きさが異なります。また、裏面にはシンガポールの名所や文化的なモチーフが描かれています。
シンガポール硬貨の種類
シンガポールの硬貨は、1、5、10、20、50セントおよび1ドルの6種類があります。1セント硬貨は使用されなくなりましたが、紙幣と同じようにATMから引き出すこともできます。
紙幣は、ATMから引き出すこともできますが、小銭が必要な場合は現金両替所での交換が便利です。買い物や交通機関を利用する前に現金両替所で十分な額を準備しましょう。
旅費の目安
シンガポールには、観光地やショッピング街が多くあります。シンガポール旅行の費用は、交通費や宿泊費などに加えて、食事やショッピングの予算も必要になります。旅行中にはそれらを楽しむために、様々な費用がかかります。
例えば、有名なマリーナベイサンズでは、スカイパークへの入場料が20ドル、観覧車のチケットが33ドル、そしてカジノで遊ぶ場合には入場料が100ドルかかります。また、シンガポールのショッピング街では、世界有数の高級ブランドが揃っており、高価な商品がたくさん並んでいます。
飲食費は、ファストフードなどであれば10ドル程度から、一流レストランであれば100ドル以上のことも。宿泊費は、一般的なホテルであれば1泊200ドル程度から、高級ホテルでは500ドル以上になる場合もあります。
シンガポール旅行の費用&物価を解説
シンガポール旅行の費用は、旅行期間や旅行スタイルによって異なります。ここでは、航空券、ホテル、食費、交通費などの目安を紹介します。
航空券費用
シンガポールへの航空券は、旅行の時期や出発地によって異なります。
日本からの直行便であれば、往復で4万円前後から販売されていることがありますが、人気のある時期や直前の予約などでは、値段が高くなる場合があります。
また、スケジュールやサービス、航空会社によっても価格が変わってきます。予算内で出発日を調整し、時間に余裕を持って早めの予約をすることで、航空券費用を節約することができます。
ホテル費用
シンガポールのホテルは、一般的には高級ホテルが多く、一泊あたり数万円から数十万円となります。しかし、格安のバックパッカーホステルやゲストハウスも多く、そちらを利用することで一泊数千円から宿泊費を抑えることができます。
食費
シンガポールには、多くの美味しい料理がありますが、その価格も比較的高い傾向にあります。
シンガポールの食費は、一般的なレストランやカフェでの食事が一食あたり数千円から数万円となります。例えば、普通の食事であれば10ドル以上、高級なレストランでの食事であれば、1人あたり100ドル前後になることもあります。
ホーカーセンターと呼ばれる屋外のフードコートでは、ローカルフードやアジア料理が数百円から数千円で食べることができます。そちらを利用することで、食費を抑えることができます。
交通費
シンガポールでは、公共交通機関が充実しており、バスや地下鉄(MRT)で移動することができます。交通費は、一回券で1.50シンガポールドルから、一日乗り放題のトラベルカードで10シンガポールドル程度です。
また、タクシーを利用する場合は、地下鉄と比べると高額となります。タクシーや地下鉄を利用する場合、1回の乗車料金が2ドル以上かかります。特に空港から都心部へ移動する場合は、タクシーを利用すると、30ドル程度かかることもあります。
おみやげ費用
シンガポールには、お土産品店がたくさんあります。定番のお土産品としては、マーライオイル(ハーブエキスのオイル)、オーキッド、チリクラブのクッキー、魔除けのお守りなどがあります。
価格帯は、数百円から数千円まで様々です。おみやげを買う予算は、個人の好みによって異なりますが、1,000円程度から購入できます。
主な観光地の料金
シンガポールの主な観光地の料金は以下のようになっています。
- マリーナベイ・サンズ展望台:大人23シンガポールドル(約1,800円)
- ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ:無料
- シンガポール動物園:大人32シンガポールドル(約2,500円)
- ユニバーサル・スタジオ・シンガポール:大人81シンガポールドル(約6,400円)
入場料は、都市部や人気スポットで高めに設定されています。観光予算は、1日あたり5,000円以上を見込んだ方が良いでしょう。
家賃
シンガポールの家賃は、地域によって大きく異なります。
一人暮らしの場合、シンガポール市内の一部の地域では月額約2,000SGD(約16万円)から賃貸物件を見つけることができます。しかし、大半の地域では月額2,500SGD(約20万円)以上が相場となっています。
また、ファミリータイプの住居の場合、都心部であれば月額5,000SGD(約40万円)程度から始まり、家賃が高い地域では月額10,000SGD以上(約80万円)になることもあります。
ただし、どの物件を借りるかによっても家賃は大きく異なるため、事前にしっかりと調べてから契約することが大切です。また、シンガポールには様々な物件タイプがあり、家賃だけでなく建物自体の年数や施設なども考慮する必要があります。
生活必需品
食費は、日本と比べると少し高めです。一般的な外食の価格帯は、10シンガポールドル(約800円)〜20シンガポールドル(約1,600円)程度です。
スーパーマーケットでの食材や日用品の価格は、日本と比較すると高めですが、その分品質は高く安心して購入できます。一般的な買い物予算は、1日あたり3,000円程度と考えておきましょう。
交通費や食費なども含めた生活費を考慮すると、シンガポールでは生活費の割合が収入の半分以上を占めることもあるんだそうです。
しかし、シンガポールにはタクシー乗車時にキャッシュレス決済ができる「Grab」や、24時間利用できる格安スーパー「FairPrice Xpress」など、節約する方法もあります。
また、観光スポットやマーケットでは、値段交渉ができることもあるので、現地の価格を比較することで、割安に物が買える場合もあります。
シンガポールと日本の物価比較
シンガポールは東南アジアの中でも高い物価帯を誇ります。旅行費用もそれなりにかかるため、旅行前に資金の計画をしっかりと立てることが必要です。ここでは、シンガポール旅行の費用や物価について解説します。
項目 | シンガポールの価格(SGD)カッコ内は1SGD=80円換算 | 日本の価格(JPY) |
レストラン 1回の食事 | 10~20シンガポールドル(800~1,600円) | 1,000~2,000円 |
タクシーの初乗り料金 | 3.2シンガポールドル(256円) | 400~700円 |
コーヒー | 4~6シンガポールドル(320~480円) | 250~500円 |
ビール | 8~15シンガポールドル(640~1,200円) | 400~1,000円 |
モバイルプラン | 30~50シンガポールドル(2,400~4,000円) | 2,000~5,000円 |
マンゴー | 3~5シンガポールドル(240~400円) | 80~200円 |
ホテル ダブルルーム | 80~150シンガポールドル(6,400~12,000円) | 10,000~20,000円 |
鉄道 | 1.50~2.50シンガポールドル(120~200円) | 150~250円 |
水 | 1.5~2.0シンガポールドル(120~160円) | 100~200円 |
美容院 シャンプー・カット・ブロー | 60~100シンガポールドル(4,800~8,000円) | 5,000~10,000円 |
ただし、物価は日々変動するため、あくまでも一般的な価格帯になりますので、実際には異なる場合があります。
シンガポールを低予算で楽しむコツ
シンガポールは、世界でも有数の観光都市であり、多くの観光客が訪れます。しかし、観光費用が高額であるため、低予算で旅行を計画する人にとっては大きな課題となります。今回は、シンガポールを低予算で楽しむコツをご紹介します。
1.宿泊費を節約する
シンガポールにはホテルが多数ありますが、高額なものが多いのが実情です。そこで、安価な宿泊場所を探すことが大切です。ホステルやゲストハウス、民泊などがおすすめで、予算に合わせて選ぶことができます。
2.市内の交通手段を工夫する
シンガポールには、バスや地下鉄がありますが、タクシーの利用も一般的です。しかし、タクシーは高額なため、地下鉄やバスを利用することで、交通費を削減することができます。また、市内を歩くことも楽しめます。
3.地元料理を食べる
シンガポールは、世界各国の料理が楽しめる多国籍な都市です。しかし、レストランやカフェで食事をすると、高額になります。地元の屋台では、おいしい料理が比較的安く楽しめるため、訪れる価値があります。
4.無料で楽しめる観光スポットを選ぶ
シンガポールには多くの観光スポットがありますが、入場料が高額なところもあります。しかし、シンガポールには、無料で楽しめる観光スポットが数多くあります。
まずは、シンガポール川に沿って散歩することがおすすめです。川には、マーライオン、マリーナベイ・サンズ、エスプラネードなどの有名な観光スポットがあります。また、ボタニックガーデンは、入場料が無料です。
さらに、アジア最大級の食料品市場、ベドックウェットマーケットは、地元の人々に愛される市場で、珍しい食品や飲み物が味わえます。無料で楽しめる観光スポットを探すことで、予算内で楽しめるシンガポール旅行ができます。
5.ショッピングを抑える
シンガポールは、世界一のショッピング街としても知られており、ショッピングを楽しむことができます。しかし、観光客にとって特に人気のあるショッピング地区であるオーチャードロードやマリーナベイサンズは、高額なブランド商品が多く、予算オーバーになってしまうこともあります。
そこで、低予算でショッピングを楽しむには、地元のマーケットやショッピングセンターを訪れることがおすすめです。リトルインディアやチャイナタウンのマーケットでは、シンガポールらしいお土産や格安の衣類やアクセサリーを見つけることができます。
以上のように、シンガポールを低予算で楽しむためには、宿泊費や交通費、飲食費、観光費用などを抑えることが大切です。予算に合わせて工夫をすることで、シンガポールを手軽に楽しめます。是非、参考にしてみてください。
活気があるシンガポールを楽しもう!
シンガポールは日本よりも物価が高い国ですが、美食や高級品、そして観光地など、多くのアイテムが揃っているため、思いっきり楽しむことができます。シンガポール旅行には、多少の費用は必要になりますが、その分、充実した一時を過ごせることでしょう。
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