「周りの友達は、もう内定をもらっているのに…」
「自分にはやりたいことも、強みもない…」
就職活動が本格化する中、周りと比べて焦りを感じ、将来への漠然とした不安に押しつぶされそうになった学生は少なくないはずです。
今回お話を伺った、大学4年生の松崎さんも、そんな悩みを抱える学生の一人でした。
株式会社Wizitのグローバルキャリアカウンセリングを経て、彼女はどのようにして自信を取り戻し、教育という明確な夢に向かって力強く歩み始めたのでしょうか。タイでの海外経験も含め、その軌跡を伺いました。
<インタビュー協力者>
松崎菜々花さん: 実践女子大学 文学部 英文学科 4年。教職課程を履修し、英語教員を目指している。大学3年生の後期よりWizitのグローバルキャリアカウンセリングに参加。
カウンセリング前は「自信ゼロ」。周りと比べて焦るばかりの日々
――Wizitのカウンセリングを受け始めた当時(3年生後期)は、キャリアに関してどんな悩みがありましたか?
松崎さん:はい。当時は就活が本格的に始まって、早い子だと面接が進んでいたり、すでに内定を持っていたりする状況でした。でも、私には特にやりたいことが決まっていなくて、すごく不安な気持ちが大きかったです。
大学の就活ゼミで自己分析もやったのですが、自分がどういうことに興味があって、どんな人間なのかが全く明確にならなくて。「自分のことが何もわからない」というのも大きな悩みでした。「周りに遅れている」「自分だけついていけてない」と感じて、本当に焦っていましたね。
「何か変わるかも」勇気を出して掴んだ、自分を変えるチャンス
――そんな不安の中で、このカウンセリングに参加しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
松崎さん:以前、海外インターンシップに参加した経験から、「グローバル」という言葉が少し身近に感じられていた時期でした。そんな時にこのカウンセリングのお知らせを見て、「参加したら、何か新しい自分を発見できるかもしれない」という期待がありました。
あとは、信頼している職員の方のおすすめだったことや、友人も参加すると聞いたことも大きかったです。「一緒なら自分にもできそうだな」と思い、一歩踏み出すことを決めました。
「おしゃべり感覚」の対話から見つかった、本当の自分
――カウンセリングを通して、一番大きな悩みだった「自己分析」はできましたか?
松崎さん:はい、本当にできました!大学のキャリアサポートの面談だと、どうしても緊張して硬くなってしまうことがありました。ですが、Wizitさんのカウンセリングは、普段のおしゃべりのようなリラックスした雰囲気で、自分の過去の経験や考えていることを素直に話せたんです。
私が話した部活動やアルバイトの話を、カウンセラーの方が客観的に捉えて「ななかさんにとって『変化』が大切なキーワードですね」といった的確なフィードバックをくれたんです。自分では全く気づかなかった視点だったので、「確かに!」と腑に落ちることばかりで。
苦労して書き出す自己分析ではなく、自然な対話の中で自分のことを客観的に見つめられたことで、「自分にも良いところがあるんだ」と少しずつ自信を持てるようになり、不安が解消されていきました。
タイでの原体験が「教員になる」決意を固めてくれた
――カウンセリングの一環で、タイへの渡航も経験されました。特に印象に残っていることはありますか?
松崎さん:はい、たくさんありますが、一番はスラム地域にある「イマヌエルオーケストラ」の練習風景を見たことです。

世間からネガティブなイメージを持たれがちな環境で、子どもたちが一生懸命に楽器を演奏している姿に、心を打たれました。最初はうまく弾けなかった子が、先生の指導でどんどん笑顔になって、堂々と演奏していく。その「変化」していく姿が、今でも忘れられません。

この経験を通して、「私も、子どもの可能性を信じて、その成長を手助けできる先生になりたい」と強く思いました。民間企業への就職も迷っていましたが、この体験が「やっぱり私は教員になりたいんだ」という気持ちを確固たるものにしてくれました。
「失敗しても、なんとかなる」手に入れた最強のマインド
――一連の経験を経て、就職活動への向き合い方はどう変わりましたか?
松崎さん:もう、全然違います。以前は「失敗したらどうしよう」という不安に押しつぶされそうでしたが、今は「なんとかなるか」と前向きに考えられるようになりました。
自分に自信がついたことで、説明会に参加したり、模擬授業に挑戦したりと、具体的な行動を起こせるようになったんです。教育実習では、カウンセリングで練習した「生徒を褒める声かけ」や「自分で作った教材で授業をする」ことを実践し、生徒から「嬉しかった」という言葉をもらえました。この成功体験が、さらに大きな自信に繋がっています。

――もし、このカウンセリングを受けていなかったら、今頃どうなっていたと思いますか?
松崎さん:想像もできないですが…きっと、具体的な行動を起こせないまま、「どうしよう」という不安な気持ちだけを抱えて、何もかもうまくいっていなかったと思います。本当に、勇気を出して申し込んでよかったと心から思っています。
「次は、私が誰かの可能性を広げる番」未来への意気込み
――最後に、このカウンセリングへの参加を迷っている学生へメッセージをお願いします。
松崎さん:昔の私のように、自分がどんな人間かわからない、就活で悩んでいる人には、絶対におすすめしたいです。
申し込む時は「私なんかが参加していいのかな」と不安になる気持ちは、すごくよく分かります。でも、私も同じように悩みながら一歩踏み出したことで、想像の何十倍、何百倍もの成長を実感できました。
特に、教員を目指している人は、「本当に教員でいいのかな?」「民間企業も見たほうがいいのかな?」と、選択肢が多いからこそ悩んでしまうことがあると思います。このカウンセリングは、様々な選択肢を客観的に見た上で、「本当に自分がやりたいこと」を納得して選ぶための、最高の機会になるはずです。
迷っていたら、ぜひ「とりあえずやってみよう」という気持ちで飛び込んでみてください。そこには、新しい自分と出会えるチャンスが待っています。
編集後記 「周りに遅れている」という焦りから始まった、松崎さんの就職活動。Wizitのグローバルキャリアカウンセリングは、彼女が自分自身の価値に気づき、内に秘めた情熱を再発見するための「きっかけ」に過ぎなかったのかもしれません。
対話による自己分析、海外での原体験、そして具体的なアクション。一つ一つのステップを着実に踏んだことで得た「自信」は、彼女を「なんとかなる」と笑える、しなやかで強い女性へと変えてくれました。
もしあなたが今、キャリアの岐路で立ち止まっているのなら。 Wizitで、あなたの可能性を一緒に見つけませんか?
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